出会って何年経ってんだっけ?

高校時代、昼休みにずっとUNOで遊んでいた。
私のいつものメンバー、いわゆるイツメンは、6人〜11人くらいいて、昼休みを時間の限り使ってUNOで対戦していたのだ。
そのうち独自のルールを発足させ、盛り上がり、飽きもせず、ほとんど毎日UNOをやっていた。
卒業後もみんなで集まると必ずUNOで対戦した。

そんな、高校時代の友人3人と私で久しぶりに遊んできた。
1人の自宅にお邪魔し、コンビニで買ったお昼を食べながら軽くおしゃべりをしたあと、始まったのはやっぱりUNOだ。

つい最近、公式からドロー2を重ねて出してはならないというルールの発表が行われ、多くの人に衝撃が走ったと思うのだけれど、私達にとってはまるで法律が改定されたかのように大きな衝撃だった。
せっかくなら公式ルールで勝負をしてみようということで、公式ルールを調べ、早速プレイした。

結果として、ものすごく盛り上がった。
散々オリジナルルールを制定してきた私達にとっては公式ルールが逆に新鮮で、騒ぎすぎて喉が痛くなるくらい楽しんだ。

公式ルールは得点制のため、1人が上がると自動的にゲームが終了となる。
つまり、全員上がるまでゲームが続くわけではないため1回の試合時間が少ない。
そのため、多く試合を行うことができるのである。

私達は5回戦終わるたびに得点を集計し、その合計が一番高かった人をそのタームの勝者とする独自ルールで行った。
公式ルールでプレイするという趣旨はこの時点でどこかにいってしまったが、結果として盛り上がったので許してほしい。

5時間で6試合、30回戦ほど試合を行った。
私は6試合中4試合勝利した。どうやら公式ルールでプレイすると私は強いらしい。なんて。

まるで高校時代に戻ったかのような大騒ぎだった。
久しぶりにこんなにはしゃいだなぁと感じたし、UNOをプレイするだけでこんなにも楽しめる自分たち、まだまだ若いなぁと感じた。
そして、卒業しても、成人しても、集まったら変わらないノリで一緒にふざけあえてはしゃぎあえて、大笑いして大騒ぎできる友達がいることは、いいなぁと純粋に思った。

帰り道でも延々とくだらない話をしていた。
友人の家から全員が別れること駅までの道のりはあっという間だった。

あの頃みたいに、また明日学校でね、と別れることはもうできないけれど、また明日も学校で会えるかのように、またね、と別れることができる。
そんな友人と出会えた私は幸せだ。
明日からもお互い頑張ろう。

#日記 #散文 #エッセイ #友達 #友情

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