嬉しいことがあったら
たくさん嬉しいを感じて
溢れんばかりその強い感情
日々の力にすればいい
でも
強い力は扱いが難しい
はしゃいで転んだりもするものさ
落ち着いて
少しづつ体に行き渡らせ
脈動をかんじるようにして
目の前の物語に使おう

悲しいことがあったら
思い切り悲しんで
前へ進む体を押さえ込むような
重力をも操りそうなその強い感情
今を戦い抜く力にしていこう
これもまた扱いが難しく
簡単に負けてしまうことが多いが
少しづつ
反転させるように操り
体に行き渡らせて
味方にするんだ
敵にしないで
愛するように抱き締めて
使うんだ

人の価値観の分だけ
ここには『色』を塗られた世界があり
違う世界が存在してるかのように
語られるけれど
世界は一つだけしかなくて
物語は人の数だけある
同じように嬉しく悲しく
今日を生きている

君が嬉しいと
喜ぶ世界のカラーリングから
僕が見つけられてなかった
『嬉しい』を受けとることが出来たらいいな

君が悲しいと
痛んでいる世界のカラーリングから
戦う力を学び
君と戦える喜びを
味わえたらいいな

負けることにはいつも希望の材料があって
それは次の場面を楽しむために
必要なものだ
前に進みたい体や心に
重くのしかかる感情の奥に
君の無事を祈り
痛みから守りたいという想いを見つけたら
一つになって

今日を戦おう

僕らはいつも途中
失敗と苦しみがあることで
その道に答えもまたあると知る
それらが無い道のほうが
恐いことだとわかっているから
困難に飛び込むのだろう

君に出来ることは知れてるとして
でも
祈りが君の静かなパートナーとなり
力になってればいいなと思う

さぁ
休みでも
働くでも
一話一話
一場面一場面と
ぼちぼちいこう

最終話までは
まだまだ楽しめると
自分を信じて

感情に振り回され
世界を何色に観たとしても
帰る一つだけの世界はいつもここにある

そして
心はそのための物語にいつもちゃんと

気づいてる