昔仕事で

工場で働いていた。
その日は初めてのレーンでの
流れ作業。
私はまだ若く
ご年配の大先輩と
二人での作業だった。
その先輩の第一印象は
きつい感じの人だった。
少し嫌というように
おもったかも知れない。
始業時間になり
レーンを
動かして下さった。
今までのレーンでのように
動いてやってみたが
手がはかどりにくかった。
直ぐにそれに気付いた先輩が
レーンを止めて
そばに来て下さり
教えて下さった。

その方は
手が小さい分
不利で
仕事がし難い
「一生懸命工夫されたこと」
「何度も工夫されたこと」を
伝えて下さった。

私はその方が
きつく感じたのは
いつも何かに一生懸命だからかも
知れないと想った。
きついというので
人を判断
するのを
あまりしたくないなあと
思った。

素敵な夢を見たように今を生きて行きたい。