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絵、文、コピー、書道。 「 かくこと」がわたしの自然体 🦭🌈 かいていると無心になれ…

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絵、文、コピー、書道。 「 かくこと」がわたしの自然体 🦭🌈 かいていると無心になれます ( 色えんぴつ、水彩、筆ペンがすき♡ ) 2022年、春から 大阪文学学校、詩の講座 松本クラスで お世話になり2年が経ちました。感謝

最近の記事

おつゆのちぃしっこ

「 おつゆちゃん。もうちょっとだけ、寄って 紙のうえでやってな。おつゆちゃん … 」 キッチンの はみ出したおしっこをふきふき、夫の声 おつゆは1日、何十個もおしっこをする 直径10cmくらいの小さなおしっこ これを私たちは 「 ちぃしっこ 」( 小さなおしっこ )と 呼んでいる 「 ぅああ… ! またやられた (汗)」 ベッドから降りた瞬間 足のうらが濡れる 濡れた足を床につけないように、 片足だけでケンケンしながら トイレットペーパーを取りにいく 部屋

    • げんちゃんの変顔べんとう

      最近、更年期のせいか 朝、ずぅーんと暗い私 家を出るのも超ギリギリ そんな私に弁当をもたせ 玄関にある自転車をドアの外に出し 愛犬おつゆを連れて エレベーターに一緒に乗り込み 毎朝見送ってくれる げんちゃんのおべんとうは 顔になっていて 下がり眉だったり 泣いていたり 笑っていたり いつもおべんとう箱のフタを 開けるのが楽しみになる いつからか ダイエットを 意識しだした私のために お米メニューはなくなり 中身は、野菜プラスたんぱく質 サクサク、パリパリ… 無心で

      • お家

        洗濯ものを ベランダから 取りこんだ かめむしが 私のピンクのぱんつに くっついている あ。 と思い ベランダのがじゅまるの 鉢の上にぱんつを乗せた しばらく経ち 「 もう、移動してるだろう 」と 見に行くと かめむしはまだ ぱんつの裏側にまわり より安らいでいた あれ? まるでお家…。 「 かめむしが、パンツから  離れてくれへん 」と  夫にメッセージしたら 「 くっさ 笑 」と返ってきた … 外に出ると 人に攻撃されるから 密かに暮らしたいのか? かめむ

        • 夫、第2の巣立ち

          トントントン… 包丁の音で 目がさめる。 最近、夫の玄ちゃんが お弁当をつくってくれだした。 お弁当を作り終えたら 私の傍らに置き 先に家を出る。 玄ちゃんは 18歳から同じ会社で デザインの仕事をしていて まる30年。 手が速く、あかぬけたものをつくる。 イラストも可愛い。 無理難題いわれても 文句を言わずセッセ、セッセと。 玄ちゃんがつくるものは 一目おかれていた。 作ったものを、 うちに持って帰ってきては 見せてくれたりした。 しんどい時もあったろうけど

        おつゆのちぃしっこ

          ガマガエル、人間として生きる

          ここ数年、自分を解放しようと思い続けてきた。 きっかけは3年前に受けた、 山田ズーニーさんの 文章講座 「 想いを表現する 」だった。 私はその頃、編集ライターという講座に 週に一度通っていて、 四国から大阪に嫁ぎ、夫以外誰にも 話したことがない過去を見ず知らずに近い 受講生たちの前で話した。 私は、小学校から18歳くらいまで 引きこもりでした。 人と会うのも自信がないし 自分のこともキライ。 ベッドに寝て、天井ばかり見て 過ごしていました。 「 ハンブン、植物 」

          ガマガエル、人間として生きる

          サムギョプサル・ゴーヤチャンプル・豚キムチ

          水曜は7時から 仕事終わりのリラックスヨガ 今夜のおかず、なにしよう いつもは、夫の担当だけど 最近、残業つづきで頬がこけてる しかも仕事をやめるといいだした 今夜のおかず、なにしよう 自転車キコキコ、区民センター着 座ったら準備運動、足をまわして… みぎ、ひだり あたまにペカっと豚キムチ ええですね てりっと豚肉。想像したら 野菜で巻くのもええやんか サムギョプサル登場 夫の好物。よろこぶやん しかし野菜がたりへんか 野菜もいれたい ゴーヤチャンプル 脳内

          サムギョプサル・ゴーヤチャンプル・豚キムチ

          勇者よ しずかに 眠れ

          11月30日。49歳になった 夫がそのお祝いに京都の 「 イル・ギオットーネ 」へ 連れていってくれた お店は、清水寺のふもと 五重塔を左に折れるとある ランチを食べ 美味しさで充たされたあと 人でにぎわう清水寺前の通りから 一本入ってみた 人の気配がなく、静かで驚く しばらく歩くと、右手にお墓 前には、苔むした石の階段 その奥に、小さなほこら お墓の前の石碑には「 維新の道 」と書いてある 読んでみると 龍馬が、京都の寺田屋で亡くなった後 この先で弔われたそうだ

          勇者よ しずかに 眠れ

          手紙

          5年前 インドへ旅行した 当たる。と噂の占星術に行ったけれど 「 生まれた時間がないと 正確な結果がわからない 」と言われた 私は、生まれた時間を知らない あきらめかけていた けれど 1年前 勇気を出して 母に手紙を書くことにした 38年ぶり 母とは10歳から会っていない なにを書けばいいか わからないので 聞きたいことと わたしの現況を書いた 手紙をポストに投函したあと 家に帰って、座った途端 涙が泉のようにみるみるあふれ おどろいた 母のこと キライといいなが

          アントニオ猪木さんへのオマージュ

          2022年10月1日 猪木が死んだ 本名、猪木 寛至(いのき かんじ) 元 プロレスラー。国会議員 平和をめざし、世界を奔走した男 14歳でブラジルへ家族と渡り 朝5時から夕方5時まで 手を血だらけにしながら コーヒー豆を摘む仕事をした 17歳で、力道山の目に留まり スカウトされ帰国 わたしは プロレスのことは、わからない でも、猪木のコトバが好きだ 2007年に出た ブルータス 「言葉の力」で 猪木の詩にであい、詩集を買った その詩集には、猪木の人生が、猪木の

          アントニオ猪木さんへのオマージュ

          毛たちの反乱

          先日、年の近いとんちゃんと たこ焼きをつまみながら、 いつもの近況報告会 とんちゃんが 髪の毛をのばしながら 「 最近、クセ毛がひどくなってきた… 更年期やからかなぁ 」 ため息をついている 私も うんうん となる 私の髪は クセはあるが ほぼストレートで 前髪だけ 矯正している 今年に入り 朝、毛たちがあちこち無尽に ふわふわと 一本いっぽんに 意思さえ感じる 毛は口々に 「 まっすぐなんて まっぴらごめん。 わたしらしく 生きるんや 」 莫山先生 ア

          毛たちの反乱

          カモナ マイ ルーム

          仕事から帰ると 植物に霧ふきしてまわる わたしの部屋は 7階建ての最上階 公園と神社にかこまれたわが家 さえぎる建物がなく 風吹きすさび 西陽がえげつない サボテン 多肉 ガジュマル … ハーブにコケ玉 ベランダに13鉢。キッチン ベッド前に5鉢 それぞれ 居心地良い場所で 生息している そんな中 気になる存在があらわれた 本名、チャイブ。見た目、芽ねぎ この春届いた ハーブお試しセットの中にいた 他のハーブに比べ いいにおいもしないし花も咲か

          カモナ マイ ルーム

          まゆげ

          最近の若者は まゆげの上の毛をととのえる派と まゆげは自然派がいる。 まゆげの上の毛をととのえる派は なにか違和感。 私から見たら、ヤーさんのソリコミ。 まゆの上の、白い部分が恥ずかしそう。 わたしの若い頃は まゆの下の毛を抜いていた。 熱心に。一本いっぽん。 あの情熱は、一体何だったんだろう。 田舎モノの私は少しでも、垢ぬける気がした はえてこないまゆげを見つめ、哀しくなる。 アイペンシルで、書き足したとて、なにか不自然。 今になっていえる。 まゆげは、自然な