アントニオ猪木さんへのオマージュ




2022年10月1日
猪木が死んだ

本名、猪木 寛至(いのき かんじ)
元 プロレスラー。国会議員
平和をめざし、世界を奔走した男

14歳でブラジルへ家族と渡り
朝5時から夕方5時まで
手を血だらけにしながら 
コーヒー豆を摘む仕事をした

17歳で、力道山の目に留まり
スカウトされ帰国

わたしは
プロレスのことは、わからない
でも、猪木のコトバが好きだ

2007年に出た
ブルータス 「言葉の力」で
猪木の詩にであい、詩集を買った


その詩集には、猪木の人生が、猪木のコトバで
繊細に
素直に 
散りばめられている




 「 馬鹿になれ 」 

とことん馬鹿になれ
恥をかけ
とことん恥をかけ

かいて かいて 恥かいて
裸になったら 見えてくる
本当の自分が 見えてくる
本当の自分も 笑ってた …

それくらい 馬鹿になれ

( 猪木詩集「 馬鹿になれ 」)



猪木が亡くなり
それまで知らなかった猪木のことを
知りたくなった

イラクの人質解放
朝鮮慰問
暴漢におそわれ、何度も死に瀕した
それでも立ちあがり
人が避ける難関に挑戦し続けた
波瀾万丈の人生

数年前、難病におかされ
入退院を繰り返したが
その光景をYouTubeで公開した

ガリガリになって
寝たきりになっても
猪木は、最後まで、その姿を配信し続けた

なぜ?
それは、猪木だから
燃える闘魂、猪木 寛至。
弱いところも さらけだし 
隠さない
それが、猪木なのだと思った


わたしの今年のテーマは
「 すっぱだか 」だった
今年も あと40日

ずいぶん、いらないものを脱いで
身軽になってきたけれど
来年も
馬鹿になって 
さらけだして
生きていこうと思う

元気があれば、なんでもできる 
馬鹿になれ!

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