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ありがとうございました(あとがきにかえて)

5月1日から2週間、noteで連載しました
不器用たちのやさしい風」を読んで下さった皆様、
本当にありがとうございました!

ずっとやってみたかった連載。
でも、悩みました。
私はフォロワーさんが何百人という訳でもなく、
アプリの「小説」タブには、何故か入れてもらえないから、
小説を探している方の目に触れる機会もない。
果たして、読んでいただけるのかなぁ???
・・・って。

でも、皆様のスキ🤎と、
少しずつでも増えていくView、
読んでくださった方の励ましのお言葉で、
心折れずに、最後まで連載することができました。

本当に、ありがとうございました!

この物語は、20年くらい前から、私の頭の中にありました。
その頃、個人での発信機会は、まだブログ程度しかなく、
物書きが、作品を表に出そうとしたら、
何とかして「仕事」を探さなきゃいけなかった時代。
(そして、得られる確率は非常に低かった・・・)
みんな必死で、新人賞とかに応募していました。
私もその中のひとり。

このお話は多分、そのための作品の種だったと思います。
もともとは「不器用たちのやさしい海」というタイトルでした。
達也はリュウを、別離でなく病気で亡くし、
香代子は離婚して、小さな娘の親権を失い、
ふたりで茨城県の高萩市に暮らしている。
そんな、大切な人を失くした兄妹の、再生の物語になるはずでした。
綴り方は兄妹の一人称交互多視点、長さは原稿用紙300枚くらい。
そこまで決めて、何故書かなかったのかは、覚えていないけれど、達也と香代子はずっと、頭のどこかに隠れていました。
(達也は、一也という名前でしたが・・・。)

時が過ぎて、noteを前提に書こうと決めた時、
当初の予定では、いくらなんでも長すぎるので、
主人公を達也ひとりに絞り、今回のような物語になりました。
一人称で語るには、達也の思いが強すぎるので、
綴り方は三人称としたんです。

今はnoteのような、クリエイター用のSNSがあるから、
血眼になって「仕事」を探さなくても、
誰でも作品を表に出すことが出来る。
これって、とっても貴重なことだと思います。
本当に、素晴らしい時代になりました🌈

最後に改めて、
達也と私に最後までおつきあいくださった皆様、
本当にありがとうございました‼️

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