ストレスがわからない

頭にモヤがかかる。呼吸がしづらい。体に重りがついているみたい。心臓がバクバクする。これは、体のストレス反応だと思う。だけど、その感覚が腹落ちしない。ストレス反応が出ると、対処法は一つしか知らない。過食して、血糖値を上げて、寝る。それが出来ない場合は、パニック状態になる。そうなったとき、「自分はなんてダメな人間なんだ。」と思う、その感覚は腹落ちする。腹落ちするので、なぜか安心感がある。

自分はやっぱりダメなんだと”安心”する

なんでこんなことになっているのか、自分が一番聞きたい。たぶん人間の防衛機制のテクニックなんだろう。他人に説明しやすいからかもしれない。ストレスでつらいことは他人には言いづらいけど、ドカ食いして太っちゃったと友人に話すのは簡単だ。共感してもらえるだろうし、安心感がある。

心が辛いことを誰にも言えない

小学校の頃、父が母に暴力を振ったことは誰にも言わなかった。誰かに言うという発想がなかった。小学生の頃、友達とどう話したらいいかわからなくなって、辛かった。中学の頃、部活がしんどかった。指導方法に納得がいかないし、強制参加なのも嫌だった。高校の時、吹奏楽部を辞めたかった。先生が嫌いだった。スクールカーストに腹が立っていた。自分はダサくて、センスがないと本気で悩んでいた。大学受験は失敗した、その辛さは誰にも話さなかった。大学の時は、ずっとしんどかった。痛みを、浪費や夜遊び、セックスでごまかしていた。そんな自分の愚かさに気づいていたけど、対処できる余裕もなかった。公務員になれば人生安泰だと思っている人が、学校教育の正解を振りかざして私を侮辱した。辛かった。そういう人はだいたい家族仲がいい。こっちは家族が好きじゃないし、仲が悪い、精神不安定で、過食症で、自己肯定感ゼロなんだよ！って叫びたかった。就職してからは辛いことばかり。最悪な社会。男尊女卑で、管理職はほとんど男なくせに、女性に優しいと嘘をついている会社。「あの人は結婚してない」「あいつは彼女ができない」「あの子はモテる」うるせえよ。差別と偏見。自分はおかしくないと本気で思っている。恥ずかしい。自分のバカさに一生気づけない。何が自分を苦しめているのか、一生気づかない人たち。鈍感な人たちが羨ましかった。倫理や、優しさが必要じゃないんだって本気で思うようになった。
たくさん辛いことがあったけど、誰にも言わなかった。言えなかった。
言おうとしたことは何回かあった。高校の時、スネアのソロが全然わからなくて先輩に相談したら、今更言うなって一蹴された。トラウマ。初心者から初めて、ロクな指導者もいないのに、いきなりソロなんてできるわけない。悔しくて、腹立たしかった。だけど、言えなかった。周りから見れば、私が怠惰なバカなやつに見えるのがわかったいたし。もう一つは、大学4年生の時。卒論研究と就活で本当につらかった時、母にしんどいって連絡した。「大丈夫だよ」って返ってきて、余計辛くなった。母にしんどいって相談したのは、これが最初で最後な気もする。「ご飯行こうか」とか言ってほしかったし、大げさだけど抱きしめてほしかった。言えなかった。

親の無関心のせいだと思うけど

子供の頃、遊園地や旅行はほとんどいったことがなかった。何も言われないし、ほとんど無関心だった。小さい頃に、母が再就職した。玄関で泣き叫んで、寂しくて仕方なかった。とかとか、「愛してもらった」という記憶はない。「生まれてきてくれてありがとう」といわれた記憶もない。なんなら「生む予定じゃなった」とも言われた、うるせえよ。子供にそんなこと言うな。くそが。
親のせいにするのは、めちゃくちゃ辛い。書いてる今も涙が止まらない。なぜなら、愛してるからだと思う。愛着がありすぎる。大学まで行かせてくれたし。お世話になったのは間違いないから。
だけど、私が誰かに辛いって言えないのは、確実に親のせいにさせてもらう。辛いけど。私の言語化能力が低いんじゃない。対人恐怖症のせいでもない。子供の頃に、誰にも話をきいてもらえなかったからだ。
そっからまた辛いのが、親はまたその親に、愛されていたのかというところ。たぶん、私と似たような感じだったんだろう。辛いと言えないまま、大人にならなければいけなかった。愛してる人が、私と辛い思いをしたと思うと、まじで泣ける。それが親であっても。我ながらやさしい人間すぎる。徳を積んでいる。来世は人間にしないでください。

気持ちを吐き出し、スッキリし始めたときにあらわれる謎の感情

思っていることを、文字にするのはとってもスッキリするし、癒される。そう思い始めたときに、必ず、すぐに「幸せになんかなっちゃだめだ！」という感情が現れる。は？意味わからないんですけど。不安から楽になりたいと思っていたのに、そんな感情がでてくるもんだから、パニックになるのも当たり前。
この感情は腹落ちしている。「幸せになっていいはずがない」と腹落ちしている。その方が、他人に認められるからだと推測する。恐ろしすぎる。ハムスターの回し車みたい。

頭ではわかっているけど、腹落ちしない言葉

あなたはあなたのままでいい
嫌なことは言っていい、しなくていい
自分を愛そう
とかとか、エンパワメントされる言葉は腹落ちしない。納得してない。防衛機制が働く。「そんなこと言ってたら。リベラルぶった、楽観主義のお調子者だと思われるぞ。この資本主義社会では生きていけないぞ。お前は俺が認めない。」と言われている感じ。まさにこれだ。こう言ってくる自分がいる。この自分はなかなか手ごわいし、おそらく永遠に私とともにいるはず。できればこいつがいない世界に行きたい。自分を愛したいし、ありのままでいたい。メイクもしたくないし、Ｔシャツに半パン、サンダルでカフェに行きたい。今の政治はクソだって、大声で言いたい。「彼氏は？」って聞いてくる奴に、「このヘルジャパンで、私に見合う男なんていない」と言ってやりたい。言ってやりたい….

感情をコントロールできないし、そもそも自分が思ってることもわからない

怒り、悲しみが嫌い。生存活動ができなくなるから。悲しいとき、怒ったとき、いつもこうしてバチバチ打ち込めたらいいけど、そうはいかない。こんくらい、時間と力を使って、打ち込まないと自分の気持ちがわからない。心と身体が引き裂かれている感じ。おそらく、自分がこのヘルジャパンで生きていくために、私の無意識が頑張って働いてくれているんだろう。ありがとう。私は私の1％も知らないし、コントロールなんてできるわけないので、従うしかない。長らく、心の声も、身体の声も無視してきた。ごめんな…って誰に謝ってるんだか。

やるべきことはわかってる

ヘルジャパンにいたら、私の心は終わっていく。友だちに辛さを打ち明けられれば、もう少しよくなる。できたらいいなはいっぱいあるけど。息してるだけでしんどいから、無理よって話。英語の勉強とか、コミュニケーションとか、トラウマ治療とか、そんな時間もお金も体力もないのよ…。ないと思ってるだけだろうけどね。けど、しんどいんです。まじで毎日。毎日泣きそうになるし、死にたくなる。そうならない人もいるらしいですよ、うらやましい。