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900日以上、ほぼ毎日ずうっと30分で書いています。途中から平日のみになりましたが、これからも書くつもりです。とくにテーマもなにもなく、思いついたことを並べています。
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2020年6月の記事一覧

2020年の半分が終わる今日を、1月1日には想像できなかった。

今年の元日、どう過ごしていただろう? 半年が終わると気づいて、思い返してみた。まず波佐見町に引っ越してるなんて思ってなかったよなあ。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

まだ今年のはじめには、転職先を探しながら、フリーで仕事をして、東京に暮らしていた。奈良とか地方に住むのもいいかもなあ、と頭の片隅で思ってはいたけど、それでも基本的には東京で探していた。

それが、いまは長崎県にあるうつわ

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スープスプーン1つでほほえみが増える。

スープスプーン1つでほほえみが増える。

ずっと、スプーンは大小の大きさ違いしか持っていなかった。大きいスプーンでオムライスも茶碗蒸しもチャーハンもスープも掬っていた。スープスプーンはなくても暮らせた。でも、あると、すごくいい。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

ずっとカトラリーを揃え直したい、と思っていた。いや、いまも思っている。かなり前、ひとり暮らしをするときに、なんとなくで買ってしまったスプーンとフォーク、ナイフ。買い

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この夏は『紅茶』も水出しで涼しく。

この夏は『紅茶』も水出しで涼しく。

紅茶好きな友だちが、ルピシアの紅茶と緑茶のセットを送ってくれた。いままで緑茶の水出しはしていたけれど、紅茶の水出しもおいしいのだという。彼女にすすめられてつくってみたら、喉が乾く夏にぴったりだった。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

緑茶はすこし低温で淹れたほうが、甘みが出る。だいたい煎茶で70度、玉露だと60度くらいが理想とされているのだ。それで3分くらいかな、蒸らして、注ぐ。水出

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オンボロ自転車がちょうどいい。

引っ越してきて、部屋がカスタマイズされていって、どんどん住処ができてきた感じがする。家の中だけでなく、家の外にも広げていって、この波佐見町が住処になればいいなあ。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

車がないと不便な波佐見町で、まずは自転車を持とうと思った。でも、まず買いにいくことができないから、ネットで買うかどうしようか、と悩んでいた。

すると社長や上司が「誰か社内に自転車ば持って

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明かりと灯りで部屋を満たす。

明かりと灯りで部屋を満たす。

玄関にLEDのライトを置いた。ちいさいけれど、夜になると光って、帰ってきたわたしを迎えてくれる。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

太陽や電気の光は「明かり」、
ろうそくの光は「灯り」。

これは、辞書や記者ハンドブックで確認したわけでもないんだけど(確認しないとだよねえ)、最近「こうだよなあ」と思って、自分の中で書き分けてる。

和ろうそくをつくる人の話を聞いて、その人のろうそくを

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長崎は雨だった、波佐見も雨だった。

長崎は雨だった、波佐見も雨だった。

今朝、7時くらいにスマホがビービー鳴った。起きたての心臓がキュッと握りつぶされる。大雨による避難勧告の知らせだった。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。
引っ越してきて、今日で1ヶ月。土砂降りでした。

今日の長崎県はもう、すごい雨。わたしの住む波佐見町も、朝の1時間に110ミリの猛烈な雨が降っていたらしい。県内では、ところによってはもっと降り「50年に一度の大雨」だったそうだ。

家か

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忘れちゃいけない気がしてただけ。

忘れちゃいけない気がしてただけ。

都合よく忘れていいんだよなあ、と思ったら楽になった。トラウマみたいなこととか、悲しかったこととか、手放せないでいる記憶、ぜんぶ。都合よく忘れていい。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

たまに衝撃的な記憶がフラッシュバックしたりする。誰にでもあると思うけど、子どものころの理不尽な境遇とか、友だちとの仲たがいとか、死にたいと祈ってうずくまる夜のこととか、なんだか湿っぽい記憶たち。

けっ

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ミドリちゃんのアスパラガス

ミドリちゃんのアスパラガス

ミドリちゃんが愛嬌たっぷりの笑顔で言った。

「このアスパラ、わたしがつくったのよ〜!」

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こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。
あ、今日でnote毎日更新して450日だ。今日も書いていきます。

『さわやか市場』へ行ってきた。波佐見を中心とした近郊で獲れる野菜、惣菜などさまざまな商品を販売しているお店だ。スーパーや八百屋さんというより、道の駅みたいな感じかなあ。お肉に魚、野

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今年のあんず、いずこ……。

今年のあんず、いずこ……。

毎年この時期くらいに、父と長野県へあんず狩りに行っている。しかし、今年は気候のせいか生育が悪く、どこの農園でもあんず狩りをやらないらしい。一年に一度だけの特別な味が味わえないのだ。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

去年漬けたあんず酒は、家に遊びに来てくれた友だちに大好評だった。「今年はわたしもあんず酒つくる!」と意気込んでいた子までいた。

横浜に住むその子もいろいろ探して、結局生

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西の原で優雅な休日を過ごしてしまった。

西の原で優雅な休日を過ごしてしまった。

ご近所で、立葵がまっすぐ空へ伸びていた夏至の日。山々を眺めながら、歩いて西の原へ買いものに行った。相変わらず、歩いている人はいない。車とはたくさんすれ違う。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

歩いて西の原へ行ってきた。カフェ・レストランや雑貨屋などが立ち並ぶ波佐見町で人気のスポットだ。元製陶所などをリノベーションしていてお店をつくっていて、有形文化財になっている、たしか。

今日のメ

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ピカピカお風呂のできあがり!

ピカピカお風呂のできあがり!

引っ越してきてから、ずっと気になりながら、できてなかったことがある。どうしよう、でもまあ今度にしよう、と先延ばしにしてきた。

お風呂場の天井の掃除だ。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

今日は一粒万倍日と天赦日が重なった吉日。ということで、「今日からピカピカのおうちづくりを本格化するんだ!」という気持ちでお風呂掃除に挑みました。

濡れてもいい服を着て、天井をなんとなく四分割して、

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餃子をすぐ包みにいける距離に住んで。

餃子をすぐ包みにいける距離に住んで。

わたしは社員寮に住んでいる。4部屋あるアパートで、2階には女性の同僚がふたり。1階にはわたしと、最近までスペイン人の男性が入居していたのだけれど、彼は今週帰国してしまった。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

社員寮って窮屈とか距離感がむずかしいってイメージを持たれることもあるけど、わたしはいまのところ、寮でよかったなあと思いながら過ごしている。今日も。

寮はちょっぴり古いアパートだ

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わたしに自由にワンピースを着せるのはわたしだけ。

田舎に引っ越して来てわずかなあいだに、着るものが変わってきた。ズボラだからかなあ、と思ったけど、周りの女性もそうらしい。やっぱり。

こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

まず家に帰る途中に砂利道があるので、ヒールを履こうと思わない。もともとそんなに履かなかったけど、もう飾りのようなもの。冠婚葬祭には履こう、うん。歩きやすい靴がいいよね。

虫刺されが怖いので、スカートもちょっと躊躇する。

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シュガースポットになっていく。

シュガースポットが好きだ。青いバナナを買っても、いつのまにか熟して、黒いそばかすが浮かんでくる。なんにもしてないのに、甘くなってきたんだなあ、とにこにこしてしまう。

いま、わたしはシュガースポットにいる、と思う。正確には「シュガースポットになりそうな場所にいるなあ」と感じながら過ごしている。

5月に転職して、東京から長崎県にある波佐見町に引っ越してきた。

波佐見町は、有田焼とひとくくりにされ

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