今日はエアコン掃除の業者さんに来てもらった。昼下がり、その様子をずっと見ていたのだけれどとても楽しかった。これはエンターテイメントだ！

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

お出迎えして、興味津々に作業を見ていたら「そんなにずっと見てなくても大丈夫ですよ…？」と言われてしまった。焦るわたしに「もちろんずっと見てもらってOKです」と業者さん。

結局、本を読むふりをしながら、約2時間ずーっと観察していた。めっちゃおもしろかった。

まずはまわりに水や汚れが飛ばないよう、覆いをかける。舞台をつくりあげていくようだ。一気に雰囲気が出る。

エアコンの外側のプラスチック部分やフィルターを外していく。内側の幾重に折り畳まれた金属みたいなものが出てくる。普段見ることのできない姿。それをビニールで包み込んで洗剤をかける。

ちょろちょろと黒い水が出てきた。これが、汚れ…！可視化されるとハッとする。

しかしこれはまだほんのはじまりに過ぎない。

「すこし洗剤をかけたあとなので、置いときますね〜」と焦らされる。「もっと汚れを実感したい…！」という欲求が湧いてくる。効果が出てることを実感したいのだ。

そして待ちに待った瞬間。水で流していく。この水をかけるための機械がなんかかっこよくて強そう。装備まですごい。

徐々に水がバケツに溜まっていく。

ここで憎い演出だなと思ったのが、エアコンを囲ったビニールの下の水が通るホースとバケツが、透明なことだ。

透明なので、黒い汚れた水がよく見える。

すべて水をかけ終わると、業者さんが言った。

「ほら、水がこんなに黒くなってるでしょう？きれいになりましたよ」

決め台詞がばっちり決まる。100%効力のある言葉だ。

わたしのようにしつこく観察していなくても、この水の色さえ見れば効果が一目瞭然。感謝の念が湧き上がる。

これはエンターテイメントだ。リピーターも増えるだろう。わたしもできるなら毎年やってほしい。

いやあ、おもしろい仕事を見たなあ。

ちなみに「冷房をかけると結露してカビやすいので、使った最後に30分送風にしておくといいですよ」と教えてくれたので、よかったら試してみてください。