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不安をやわらげるための時間を設けてくれていたこと。

土曜日に3回目のワクチンを打った。翌朝、発熱した。そして月曜日の今日は会社を休んだ。でも、理由がわかっているし備蓄もしておいたし、なにも困ったことはない。仕事が溜まっている、それだけだ。それだけである。

こんにちは、こんばんは。栗田真希です。

ぼうっとする頭で、考えていたことがある。

なんで3回目のワクチンって、あんなにスピーディーだったんだろう?

時間を測っていたわけじゃないから、体感なのだけれど、早かった。

理由を推測して、挙げてみる。まず、もう設定された日程のなかでは遅めだったから比較的空いていた? でも、わたしがLINE予約したときにはこの日の残りはたった2枠だった。そもそも1日の人数を減らして、日程がたくさん設定されていたのかな? もしくは、3回目を打つ人自体がすくない可能性もある?

案内する人も、ワクチンを打つお医者さんも、打たれる人も、みんな慣れていた。これもあると思う。

いろんな複合的な理由があるのだろう。

でも、わたしは思った。不安に対処するぶんの時間が、いちばん減ったんじゃなかろうか。

問診票のようなものを丁寧に確認する時間、お医者さんがわたしに話す言葉数、ワクチンを打ったあとの保健師さんの声掛け。

どんなにネットで調べても得られなかった安心感を、対面で与えてくれていたのだ。

1回目も。

2回目も。

3回目、もう待っているあいだの緊迫感は薄れていた。それはわたしだけじゃないはずだ。待つスペース全体を覆っていたあの重い空気はなかった。サッと打ってもらった。それで不安に思うこともなかった。

もちろん、手続きはしっかりしていた。打ったあとの待機時間もあった。おろそかになっている部分はなかった。ただ、不安をやわらげるための時間だけが必要じゃなくなっていたのだ。

たくさんの人に、ワクチンを打つ。たくさんの人に対応する。それはなんて疲労感の重い仕事なんだろう。そんななかでも、できるだけ人びとの不安を軽くしようと多くの人が動いてくれていたことに、あらためて気付いた。

ワクチン接種に携わってくださっているすべての方に、ありがとうございます。

30minutes note No.1006

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