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この3年以上、いちばん愛用している一澤信三郎帆布のかばん。

このかばんを買ったときは、こんなに愛用することになるなんて、正直思っていませんでした。

こんにちは、こんばんは。くりたまきです。

3年以上前、まだ大阪に住んでいたとき。父が遊びに来て、京都を一緒に観光していました。父はわたしにすべてお任せだったので、リクエストを聞きながら、わたしが予定を立てて神社仏閣などを回って。そのときは、南禅寺とかに行ったような記憶がうっすらあります。

鴨川沿いを歩いていると、それまで連れられるがままだった父が「この近くに行きたいかばん屋さんがある」と急に言い出しました。そうそう、そういう積極的な意見を待ってたのよ!と父が言うお店をその場でスマホ検索すると、たしかにすぐ近く。少し道を外れて、お店に向かいました。

閑静な通りに、そこだけパッと目が行くほど、にぎわったお店が。それが『一澤信三郎帆布』だったのです。

カラフルで、かつシンプルなかばんが並ぶ店内。お客さまもみんななごやかな雰囲気で、店員さんもやさしくて、心地いい空間でした。

「これ、いいね」「こっちもすてき」と父と会話をしながら、かばん選び。父に「どれがいいの」と聞いても、「おれはいいや」と答えて、わたしに内ポケット付きの手さげを買ってくれました。
「じぶんで買うよ」と言っても、父がお会計してくれて。たぶん最初から、わたしにかばんを買ってくれるつもりだったんだろうなあ。

ひょいっと買ってもらったこともあって、最初は「軽くていいかばんだなあ」くらいにしか思ってなかったけれど、使い込むうちわたしに馴染んできて、毎日のように使うほどになりました。

厚みとハリがある丈夫な帆布は扱いやすく、パンパンに荷物を入れても、型崩れしません。使用頻度が高いのに、糸や布がほつれてくることも一切なし。ものすごくフォーマルな格好でなければ、どんな洋服にも合わせやすくて重宝しています。

かたちも使いやすくて、マチが深いので、見た目以上にモノも入ります。ちょっと近所にお出かけするときも、友だちと遊びに行くときも、PCを持って出かけないときはほぼこのかばんと一緒です。

印象深いのが、京都でちょっといい和食屋さんに入ったとき。お着物で接客してくださった方が「あら、そのかばん、『一澤帆布』さんのですね。すてきですねえ」と言ってくださったんです。ああ、京都では多くの方に親しまれているブランドなんだなあ、と実感しました。

きっと何十年も使えるんだろうな。そう思うと、また愛しくなってくるから不思議なものです。ちょっと汚れてきたので、一回きちんとお手入れしようと思ってます。

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今度京都に行ったら、もうひとつ『一澤信三郎帆布』のかばんがほしいなあと思ってます。もう少し大きめの、使い分けができるものを。リュックでもいいかもしれません。ゆっくり考えて、お店に行きたいなあ。

こんなすてきなかばんを日々つくってくださっている、『一澤信三郎帆布』の皆さまに感謝を。

改めて父にも感謝。今度実家に帰ったら、またお礼を言おう。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。