ペチカの現在地は

わたしは今年4月、ほぼ日の塾で出会ったこばやしつぐみちゃんと、ペチカという共同マガジンをつくった。

ペチカは、ロシア語で暖炉のような意味。だから名前の通り夏には活動が鈍る……というわけではなくて、「10個目のnoteは対詩にしよう」と前から決めていて、そのやり取りがなかなか進んでいないのだ。

でも、今日また進んだ。
投げた言葉に、また言葉がかえってくる。
やさしくて、ふわっと浮き上がるような言葉たち。

いままで、このマガジンで詩についてやり取りをしてきたので、よかったら読んでみてほしい。

どうしてペチカをやろうと思ったのか、今年の3月のじぶんは知っている。すごくおこがましいのだけれど、わたしはつぐみちゃんを、彼女を守りたいなあと思ったのだ。

ちょうどそのころ、体調を崩したりしていたつぐみちゃん。華奢な彼女は折れそうな危うさがあり、それでいて大きな瞳からは強さが放たれていた。アンバランスさがうつくしかった。
こうして一緒になにかをやることで、このマガジンが彼女の秘密基地になればいいのに、とおせっかいが顔を出した。もちろん、それと同じくらい、つぐみちゃんとだったらおもしろいことができるっていう期待もあった。

こんなものを書くひとだから。

わたしもつぐみちゃんも、さみしがりやでネガティブなところがあるくせに、ふたりでいるとお互いのお姉さんのように「大丈夫?」なんて振る舞おうとして、虚勢かもしれないけど前向きでいられる。一緒にいるじぶんが、すきになれる相手だ。5歳くらいわたしのほうが年上なんだから、もっと年上っぽくともたまに思うけど、つぐみちゃんはほぼ日の塾の同期で、尊敬するひとで、つまり対等だからいいってことにしている。

つぐみちゃんがわたしの誕生日にこのnoteを書いてくれたとき、どうしようと思った。

いつだってまっすぐなくりこさん、
たまには、だらけちゃってもいいんだよって、
くりこさんのお家でティッシュ使い放題って言われてホッとしたみたいに、わたしもくりこさんに少しでもホッとしてもらえる「場」をつくってあげたいなって、今できるのは、ペチカなのかなって、そう思ったよ。

つぐみちゃんも、わたしのために、ペチカという場をつくりたいと思っていてくれたのだ。こんなにうれしいことってあるかなあ。

この夏が終わるまでに、対詩のnoteを出したいなあと思っている。

つぐみちゃん、これからも一緒にいてね。

さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。