ほっとする場所になれたら。
友だちが泊まりに来てくれた。
会うひとたちに渡すためのいろんなお土産をもっていて、そのためにふくらんだおおきな荷物を背負っていた。
うちに入ると、ふわっと笑って、気が抜けたような声で「くりこさん」と呼んでくれた。
もう遅い時間だったので、お茶を飲んですこし休憩してから、お風呂へ案内する。
シャワーから上がってきた彼女のショートカットを、ドライヤーをかけて天使の輪のつやつやを楽しむ。ミルボンのメルティバターをつけて、魔法の完成。
綿棒で耳そうじをしてあげていると、聞かれた。
「どうしてくりこさんは、こんな風にしてくれるんですか?」
インタビュー慣れしてるひとが泊まりにくると、いつもこうなるなあ、なんて思いながら答えてみる。ぽつぽつ口から言葉が出てくる。
じっくり話をして、夜中まで、寝る寸前まで話し合った。
彼女の生きかたをわたしも質問して、紙風船をキャッチボールしているような、平和で真剣な時間。
朝ごはんを食べて、またこれから会うみんなに渡すお土産が入ったおおきな荷物を背負って彼女は出かけていった。
おかげさまでくりこさんのおうちに着いた瞬間からすごくリラックスして過ごせました。夜遅くからお騒がせしてしまいましたが、迎え入れてくださってうれしかったですー!ほっこり。
さっきLINEがきた。うれしいな。また来てほしいなあ。
わたしの大切に思ってるひとたちに、ほっこりする場所を、つくってあげられたらいいな。
さいごまで読んでくださり、ありがとうございます! サポートしてくださったら、おいしいものを食べたり、すてきな道具をお迎えしたりして、それについてnoteを書いたりするかもしれません。