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続・ベトナム語にまつわるエトセトラ

ちょっとずつ、あくまでちょっとずーつですが、脳がベトナム語に馴染んできたような感じがしております。
依然、現地の人がわーっと話し始めたら着いていけないのですが、
2-3単語の文なら「あ、こう言ってんねんな」がわかるのと、
逆に自分も2-3程度の単語の組み合わせなら、ベトナム語がすっと出てくるようになりました。
Zaloとか文面でのやり取りは、かなりスムーズに出来るようになったと思います。

今まで色んな言語をやってきた経験則から言えば、脳の中に「ベトナム語の回路が出来てきた」と表現をしましょうか。
今までは視覚・聴覚、ベトナム語の信号を見てもただのノイズとしてしか認識してなかったのが、
単語を見れば「あ、ここカフェね」とわかり、Spotifyの曲前広告が「あ、今1ヶ月いくらって価格の話してんだな」がわかる。
拾える単語が多くなればなるほど、目の前の世界が広がっていく感覚です。

一番の回路の兆候は、その国の言語で話している夢を見ることだと思っています。
こないだうたた寝してる時夢の中の私はベト語で何やら話していました。
8ヶ月、ベトナム語に関してはここに来るまで大分時間かかりましたが、
一定のレベルまで来たのか、と思うとちょっと嬉しい。

今ルーティーンとしてやってることは、
夜:寝る前にベトナム語のテキストを読む・軽くシャドーイング。

朝:ウォーキング時、前夜読んだ本の部分のaudioを聴きながら歩く。
って感じです。
言語学習は夜寝る前にやると頭への定着が良い、と昔聞いたのを
今も愚直に信じてますし、朝 頭が空っぽの時にベトナム語を聞くと
すっと入ってくるかなと思ってます。好循環。

いつか見た「日本語がペラペラな外国人」みたいなYoutubeのショート動画でアメリカ人のお姉さんが
「とにかく聞くこと、情報のシャワーを浴びること」と言ってたのを思い出します。
ベトナムの人自身シャイな人多いので、中々会話が続きませんが、
聴いて、慣れて、の繰り返しだろうなと思います。
そういう意味ではネットコンテンツやら、参考書の付帯のCDやら、もちろんYoutubeも、
色んなベトナム語を「聞ける」環境にあるというのは恵まれてますね。

やっぱ韓国って強いよなあ。。。ドラマも、音楽も、世界中の人が聴いて話してるうちに韓国語を勉強しよう、というきっかけになるコンテンツを持ってるわけで。

ハノイに来て、8ヶ月がすでに経過しましたが、道はまだまだ長いです。
改めて、この言語本当に発音が9割ですね。文法的にややこしい所は寧ろ皆無です。
dày(分厚い)とdài(長い)はいずれも発音を日本語のローマ字表記にすると"Zai"ですが、
前者は後ろを伸ばして「ザイー」、後者は前を伸ばして「ザーイ」
それで分厚いか長いかが変わるんだからえらい違いです。
ちなみに靴も・紙も・教えるも、全部"Zai"です。音に極端に厳格な言語ですよね。頑張りましょう。

余談ですが。。
私もともと芸人さんのラジオが好きで、昔からずっと聴いてるのですが、
最近よく聴いているのがAマッソ・金属バット・メッセンジャー・ダイアン・銀シャリ・霜降り明星 でした。
基本柄の悪い方の関西人系ラジオ。。やっぱり耳は小さい頃から聞き慣れた言葉を無意識に欲するようです。Aマッソなんか地元まで一緒やから地元のツレの立ち話聴いてる感覚。
いくら就職して東京に住もうが、海外に住もうが、関西人として築き上げられたアイデンティティは変えられない、ってことですよね。

年明けには30歳になるようですが、何歳になってもこういう言語の楽しさを感じ続けられるのはいいなと我ながら思います。
大学時代の韓国語の授業あってのものかな。大学生時代が妙に懐かしく感じる今日この頃です。

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