マガジンのカバー画像

【日記体小説】夢中散歩 ※完結済

7
”私”が見た夢の記録…という形式の創作小説です。また、夢十夜のオマージュ的な物。完結済です。
運営しているクリエイター

記事一覧

【日記体小説】夢中散歩:9月24日

昨夜は、ひどく寒かった。たしかに、台風が去った影響なんかで急に気温が下がったとは言え、あ…

空き缶
1年前

【日記体小説】夢中散歩:9月25日

一昨日の夜とは打って変わって、昨夜は温かい場所にいた。ただ、季節外れという点は、共通して…

空き缶
1年前

【日記体小説】夢中散歩:9月26日

今朝は本当に焦った。遅刻しそう、という意識だけはあるのに、どう頑張っても現時刻がわからな…

空き缶
1年前

【日記体小説】夢中散歩:9月27日

透き通るような…とは、お世辞にも言えないような、少しばかり濁った水の中。直感的に、ここが…

空き缶
1年前
3

【日記体小説】夢中散歩:9月28日

また、懐かしい夢を見た。でも、一昨日見た夢ほど、昔の記憶ではない。ほんの2年前。だけども…

空き缶
1年前
5

【日記体小説】夢中散歩:9月29日

昨日の夢は、ベッドの中。それも自宅の、現実のわたしが普段眠っているベッドだ。自分のベッド…

空き缶
1年前

【日記体小説】夢中散歩:9月30日

爽やかな、朝の目覚めを誘うような音楽が聞こえた。でも窓の外は、月明かりも星の光もない、闇。 さて、今日はどこにいるのだろう。目が覚めた場所は、ベッド。どう考えても、普段わたしが使っている寝具とは似ても似つかないような、大きなベッドだ。 そして部屋をぐるりと見渡すと、どこかのお屋敷と感じられるような、アンティーク家具や調度品たちが揃っていた。 ベッドから出て、わたしは音の出処を探すことにした。わたしが歩を進めれば進めるほど、音は近づいてくる。進路はあっているらしい。 そして