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5-2『きみの人生に作戦名を。』梅田悟司(著)

第一章は
なぜ作戦名をつけるか
作戦名をつけるとどうなるのか、効果について書かれています。
 
簡単に言うと
 
なぜについては、自分軸を見出すため。
 
効果については、言語化することによって自分
軸や行動指針がより明確になり、思考と行動が
結びつきやすくなる。
 
という感じです。
 
具体的にはどういうことかを引用しながら、
見ていきましょう。

使われない筋肉が硬くなり動かなくなるように、自分のワクワクする気持ちが硬くなり、急に動かせと言われても、なかなか動かすことができない状態になる。
p17
そこで重要になるのは、やりたいことや得意なことを答えられないこと
やりたいことや得意なことがないことを分けて考えることである。
p18

一時、私は職場で「笑わない」と決めたことが
あった。

楽しくないのに、楽しい風を装うのは止めよう
と決めて、淡々と仕事をこなす毎日。

すると顔の筋肉が笑うということを忘れて
いざ、笑おうとしても、上手く笑えない。

職場だけでなく、プライベートでも笑うことが
少なくなっているのに気づきました。

最近は少し笑うことを思い出してきたらしく、
顔が引きつらなくなってきたように感じます(笑)

やりたい事や好きな事、得意な事も
外に出さなくなって、
聞かれても「特にない」状態になっていたよう
に思いますが、

そういう事を考える時間が増えてきて
やっと言語化が少しできるようになった。

そうなんです。元々はあった。
頭がカチコチで、聞かれても答えられなかった
けど、
考えるようにすれば、あったのを思い出してく
る。

思考と行動は言葉で接続される。
(中略)
行動を起こしたその瞬間と同じ気持ちになることが出来ず、行動が続かない。つまり、習慣化されないのだ。
p24~p25

研修後のモチベーションがあがった時の状態を
思い出します。

研修を受けた直後は、やる気満々なのに、
しばらくたつと、元にもどるやつ(笑)

言葉の解像度と活動の解像度は比例する。
p30

これはストレングスファインダーの資質を思い
だす。

自分の資質に「個別化」だの「学習欲」だの
名前(言葉)がつくと、自分自身の解像度が
高まる。

言葉とは強力なものだ。
言葉についているイメージが強力なのかもしれ
ない。

資質が先か思考行動が先かは、どちらでもい
い。

「個別化」があるからその人がどういう人か分かる。

その人がどういう人か分かる資質を「個別化」と呼ぶ。

どちらでもよくない?どちらでもある。

言葉が先か行動が先かということについても
どちらでもなく、どちらでもある。

自分がしっくりする感覚でいいのではないか。

言葉が行動を先鋭化し、
行動がまた
言葉を先鋭化する。
言葉と行動の好循環を生み出す。
p39
常に「自分なんてまだまだ」と思い続けることで自己肯定感が下がっていく。
p41
人生におけるあらゆる行動や出来事は「成功か、失敗か」で判断すべきものではなく、「成功か、学びか」で測るものなのだろう。
p45

自分と他人の比較は、する必要がないと
分かっていても、なかなか逃れられない。

「成功か、学びか」で測ったとしても。

そもそも成功とは、を定義する必要があるかも
しれません。

成功は目標が達成できれば成功。
目標が明確であれば、達成できない場合は
次の行動に移るだけ。
続けている限り、失敗はない

エジソンも言っています。

「失敗ではない。1万通りの、上手くいかない方法を見つけただけだ。」

渋沢栄一は多くの事業を成功させました。
でも、失敗した事業も数多くあります。

成功している人は、常にどんな時も成功してい
るわけではないのです。

ありがとう渋沢栄一さんです。

渋沢栄一さんが、途中で事業展開を諦めてしま
っていたら、
もしかしたら、郵便局はなかったかもしれませ
ん。

自分にできることをいつもの領域で行うことは、いわば安住の地で暮らし続けることを意味している。そこでは、当然のことながら安心感の中で安定的な日々を過ごすことができる。
これに対して、はみ出すことは「ほかのことをやってみよう」「自分の職能はほかの領域で活かすことができるのではないか」と考え、実際に試してみるという要素が強くなる。うまくいくかもわからない。むしろ、最初はうまくいかないことの連続であろう。
p66

はみ出す。自分の領域から。
出来るのにやっていない事に気づいて取り組
む。

青山学院大学の駅伝の原監督の言葉を思い出し
ました。

準備は誰でもする。皆がする準備に自分のこだ
わりを加えて、準備をする

その準備の工夫の積み重ねが成功への第一歩で
ある。

まだまだ引用したいところはありますが、
長くなるので、この辺でやめておきます。

まとめると
言葉と行動を紐づけて、好循環を生み出す
新しいスタートラインを自分で引き直す。
作戦名をつける意味です。

スタートラインは一回ではなく、
ゾーン(段階)が変わる度に何回でもラインを引
き直す。
そんな感覚でしょうか。

もう一つ、作戦名がつくと
自分だけでなく、他人も巻き込むことができる。

著者の梅田さんは
「巻きコミュニケーション」と呼んでいるそう
です。

素敵な表現だと思いました。

次回は第二章、実際に作戦名をつける方法に入
ります。

今日はここまで。
ありがとうございました。

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