見出し画像

玄空飛星風水の基礎知識とコツ

調和って何だろう?
調和するって大さじ3杯の醤油に小さじ1杯のみりんと酒を混ぜることではない。それでできた出汁のことを調和しているとは言わない。調和していないのと調和しているのとを比べたら調和している方がいいに決まっている。調和しているとは何かすべてがくるくると回って、循環して、それぞれの旨みを活かして、うまくいっているイメージがします。
調和という視点から風水を振り返ってみました。


風水は自然と調和し、自然のエネルギーを利用して、人間の健康や財運を高めるという中国の古代学問です。

風水の基本的な考え方は三要素からなります。
それは、天・地・人です。
天とは、天体や気象などの自然現象です。
地とは、山や川や土地などの地形です。
人とは、人間の生命です。
これらの三要素は、相互に影響し合って、自然界のバランスを保っています。

ということは天・地・人が醤油とみりんと酒になるのでしょうか?天・地・人が揃うとさぞかしいい出汁が取れそうです。

風水では自然界のバランスを崩さないように、人間の暮らしに配慮する必要があります。例えば、建物を建てるときには、方位や形や色などを考慮して、自然と調和するようにする必要があります。また、住む場所や部屋にも、気の流れや陰陽や五行などを考慮して、適切な配置や装飾をする必要があります。風水では、自然と調和することで、人間の健康や財運を高めることができると信じられています。

風水の起源は紀元前にまでさかのぼります。中国では自然と調和するように墓地や宮殿や都市を建設することが重要視されました。
その際に地形や方位や気の流れなどを考慮することが風水の始まりです。
風水は陰陽五行などの思想を基にしています。

風水には様々な流派がありますが、今回は玄空飛星風水という方法について紹介します。

風水は時代とともに発展しました。
唐代には玄空飛星風水という流派が生まれました。
これは建物の方位や年代によって、吉凶を示す九つの星が飛んでくるという考え方です。
宋代には三元九運風水という流派が生まれました。
これは天文学や暦学などを取り入れ、時空の変化に応じた風水を行うという考え方です。

風水は中国だけでなく、日本や韓国や東南アジアなどにも伝わりました。
日本では平安時代から風水が導入され、京都や奈良などの都市計画や神社仏閣の建築などに風水の影響が見られます。
現代では住宅やオフィスや店舗などのインテリアデザインやレイアウトなどにも風水が活用されています。

玄空飛星風水では吉凶を示す九つの星が飛んできて、この星の配置によって建物の各部屋、各エリアの吉凶が決まります。
良い気が流れる部屋では健康やお金の運がアップしますが、悪い気が流れる部屋では病気やトラブルに見舞われる可能性が高くなります。

概ね各部屋には一つの星が入りますが、その星の性質や相性によって部屋の運気が変わります。
例えば旺氣の星は吉星ですので、玄関やリビングに入ると金運や仕事運に良いと言えます。旺氣の星の部屋で仕事をしたり、貯金箱を置いたりすると、収入が増えたり、貯金が増えたりすることがあります。
しかし悪い水星は災難を招くとされるので、玄関やリビングに入ると金運や仕事運は凶です。

風水は健康とお金に特化していると言えます。
病気になる人は風水がよくないということもあります。
例えば、悪い星の部屋が寝室や勉強部屋である場合、睡眠不足やストレスなどで体調を崩したり、成績が下がったりすることがあります。
またキッチンが悪い星が来ている場合、食中毒や火事などのトラブルが起こりやすくなります。

風水を整えることは人生の運を開くことにつながります。
玄空飛星風水では星の配置を知ることで、各部屋の良し悪しを判断できます。
そして各部屋や各エリアの吉凶を改善するために、部屋の色や形や家具の配置などを工夫することが必要です。鏡や水槽などの対策グッズを使うこともあります。

このように玄空飛星風水は自分の住まいや仕事場を改善するための有効な方法です。
風水は専門家に相談するか、ご自分で学んでできるようになるのが一番です。ぜひご相談いただけたらと思います。





読んでくださってありがとうございます。とてもうれしいです。