【短歌連作】おれにしろよと 9 夏山栞 2018年3月12日 16:37 どうだっていいことばかり覚えてるおまえの好きなファンタの味とか六限におまえの視線たどりつつ同じ窓から見た空だとか放課後にあの教室の片隅であけたピアスのきらめきだとか海沿いの左カーブをかっとばすおまえの腰の熱量だとか ああそうか、好きだったんだ、おれはもう、あの夏すでに、おまえのことが 引き菓子のバウムクーヘン切り分けるおれにしろよと言えばよかった #tanka #短歌 ダウンロード copy #短歌 #tanka 9 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート