日本民藝館の「生誕100年 柚木沙弥郎展」は、1階の染物が圧巻でした。
パターンなのにどこまでも続く連続性があり、色の重なりがスタンプを途切れて見せることがありません。一つずつの模様は単純に見えても、大きさや向き、カタチの組み合わせで奥行きのあるデザインです。
単純から立ち上がる空間性に、圧倒されました。
3月末は、花冷えと初夏を思わせる陽気の間でした。受付は現金とそれ以外を人が対応していて、靴カバーのビニールを受け取って入ります。そのため、入り口の混雑から来館者が多くみえ、ショップは人が動かずぎゅうぎゅうでした。
館内は撮影禁止。映像が流れていて、鑑賞者もおしゃべりもざわざわ。
柚木さんの映像が流れていました。職人の暮らしを「娯楽がはいりこむ余地がないほどの暮らしがあった」と言う場面に釘付けになり、テキストを起こしました。
特別映像配信、完全版(80分)が4/16まで視聴できます。
また雑誌「民藝」841号は柚木沙弥郎の特集号です。