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アルファポリス「第7回ホラー・ミステリー小説大賞」奨励賞受賞しました!!

拙作「若月骨董店若旦那の事件簿~水晶盤の宵~」をアルファポリス「第7回ホラー・ミステリー小説大賞」で奨励賞に選んで頂きました!!

わーい、嬉しい!!

骨董屋の若旦那で、夜は流しの洋琴弾きという主人公のお話です。
この主人公、出身は女子校(音楽課だけ男子も通える)、婚約者を亡くしたため自暴自棄気味で自宅では蔵の中で暮らしている、義母は自分と大差ない年の女性ということでわりとクセの強い美形です。

このお話しを書いたのが、1999年の7月でした。
〆切7/10で、書き始めたのが7/4日だったと記憶してます。
へろへろになって書いて、翌日7/11の宝塚記念でスペシャルウィークが2着で「えーマジかよ」と思ったところまでがこの作品の思い出です。
(スペシャルウィークの戦績については私の記憶違いでなければ・・当時凄い人気だったんですよぉ。武豊が乗っていたと思います)

さて、作品について、ですが・・。
私はとある理由から、ピアノの音が苦手でした。
ところが、あるタイミングで、偶然手に取ったアナトリー・ヴェデルニコフのCDを聞いて、ピアノにどハマりしたのです。
あの時、ヴェデルニコフを手にとらなければ、私は多分一生ピアノを聞かなかったでしょう・・・。

あの時の音楽体験を形にしたいという気持ちがあって、そして、「思いゆえの物狂い」の世界を表現したくて書いたのが本作です。

私は歴史小説を愛しており、当時彼らが楽しんだものを自分でも体験したいという気持ちから、大分昔から能を見ています。小学生の頃からですので筋金入りです。

それゆえ、能に対する解釈違いから離れた作家/作品というのもあって、私も大概同担拒否だな!! とは今になると思うのですが、それはまた別の話で。

もし、興味がある方はどうぞ読んで頂ければ幸いです。

ある日、骨董店に『鬼の首』が持ち込まれるところから物語は始まります。
鬼の首の正体と、クセのある主人公の物語でございます。


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