ロバート・デニーロとアル・パチーノの久しぶりの共演。
それだけでワクワクする。
二人は、マフィアや闇世界を演じたら右に出る人はいない。ゴッドファーザーを始め、数々の名作を残している。
マフィアやギャング映画の巨匠マーティン・スコセッシ監督の作品。
　

　
フランクが犯罪や殺人を犯してきた悪事の一生を回想するシーンから始まる。
数々の悪人やマフイアのボスと関係して生きてきた彼が、犯罪と暴力にまみれた人生の中で、労働組合指導者のジミーと出会う。そして二人は親しい間柄となるが・・・
ジミーは政治家や裏社会とも金で動かせる大物。ジミーとの出来事は、彼の脳裏に鮮明に残っている。
それは現在でも未解決になっているジミーの失踪事件に繋がる。

１９５０年から６０年代のアメリカの実話だというが、闇社会の凄まじい実態、弱肉強食の世界が展開されている。

なかでも元大統領のジョン・f・ケネディの暗殺にも関連したシーンには驚かされる。未だに真実が明らかになっていないからだ。
家族のためにと繰り返して悪事や殺人で稼ぐフランクだが、最愛の娘もやがて離れていく。

　
２０１９年に公開された伝記映画で、フランクにはロバート・デニーロ、ジミーはアル・パチーノという名優の対決が見ものだ。
二人共７０代後半になっているが、それを感じさせない魅力は名優の凄さだ。
久々の二人の共演に、只、只、映画の世界に引き込まれた。見ごたえ抜群！！