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やっぱりQOLを上げるのは映画

 テストが終わったらしようイベント個人的1位なカラオケを済ませた。Spotifyに3つもできてしまった、カラオケいきたいプレイリストから選曲しながら、自己満に精密採点を入れるものの、86点くらいが続いて微妙な感情のまま部屋を出た。バンバンはいつからヒトカラ1時間で300円なん?安すぎよ。

 今日は全てから解放されたら見ようと決めていた「ちょっと思い出しただけ」を見に行くのだ。相変わらず昼まで寝ていたので18:55〜21:00の回で座席を取る。ヒトカラはそれまでの暇つぶし。1人映画も本当に久しぶりで、QOLが1日で爆上がってしまう。

 「クリープのLive中止の日にナイトオンザプラネットが完成して、その曲をもとに松居監督が作った映画」
公式さんがインスタであげてくれたオフショットやインタビューを見ながら、興味深かったフレーズを思い出した。主題歌ということで日々のBGMにしていたナイトオンザプラネットが映画より先に誕生していたんだ、そこから池松壮亮さんと伊藤沙莉さんのキャスティング。尾崎世界観×松井大吾×池松壮亮が旧友同士で作り上げたという点も魅力的だった。そして私は伊藤沙莉さんがとても好きなんですよね。

 ネタバレを控えて、あぁ切ないなぁと。松居監督のインタビューにあった「コロナ禍を描くのは必然だった」の言葉の意味。「ある1日だけで遡るふたりの6年間」というキャッチコピーの意味。ナイトオンザプラネットの歌詞。途中で映像構成の意味が分かったときのもどかしい感じ。マスクの有無で時間の流れを読み取らせる演出は、完全にこのご時世を逆手に取っていた。「切ないけど、前向きな映画です」と監督が言っていたが、途中隣からクスクスと笑い声が聞こえて、やっぱり劇場で見て良かったと思った。タイトルが出て、主題歌が流れるところで、心がギュッと締め付けられて鳥肌。初週来場者限定壁紙がもらえるQRコードを読み込んで劇場を後にした。

 小さな夢の一つにハシゴ映画がある。同じ映画館でシアターを入れ替えるだけのハシゴ映画。久々の映画館は控えめにアガった。Netflixも便利だけど、やっぱり劇場は劇場の良さがあるよね。Ribbon、ウエディングハイ、とんび、オッドタクシーインザウッズが気になっている。ジャームッシュ作品も勉強したいと思った。

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