協調性という名のもとに_周りに合せて残業せよという上司にはなりたくない

協調性という名のもとに、周りに合せて残業せよという上司にはなりたくない


やたらと周りを気にする管理職の上司。


そして管理職は遅くまで残って残業していないといけないという思い込み。


同じ量の仕事を早く終わらせている部下とそうでない部下をみて、早く帰っている部下の残業が足りない、周りはみんな遅くまで頑張っているのに協調性が無いと発言する上司。


要領の悪いやり方で無駄に時間をかけている同僚や部下。


誰よりも残業しているから、頑張っていると主張する。


何かあったら、俺は悪くない、責任は上司に任せればいいというおんぶにだっこな考え。

・・・


はっきり言おう。

君たちは、麻痺している。




まず、管理職は早く帰るべきだ。

ある程度の責任と権限を部下に与えて、管理職は見守る。


まず、管理職は担当と同じように忙しくて余裕の無い状況ではダメだ。


例えば、管理職の位置づけとして「チームリーダー」だったり「課長」だとしよう。

チームリーダーや課長が忙しいと、担当を見守ることができない。

何か問題が発生したら早期解決のフォローをしたり、問題の予兆を察知してその芽を摘むことも管理職の仕事だ。

仕事の負荷が高まって人が足りていないようであれば、その手当もしなければならない。

これらは、管理職に心の余裕が無いと実行不可能だ。

余裕が無い状態で問題解決に奔走しても、イライラで部下にあたったり、空回りか、後手後手な対応になり、余計に事をこじらせる。
ひとつの炎上した問題をようやく火消しても、今度はこっちで火をふいてきたという状況の繰り返し。



そして管理職は、誰しもがなりたいと自然に思うものでなくてはならない。


部下よりも責任を負わなければならないのは当然だが、部下よりも早く帰るべきだ。

なぜなら部下よりも残業して、責任を負って、疲弊している上司を見続けている部下はどう思うだろうか?


間違いなく、あぁ管理職にはなりたくないと思うだろう。

給料も残業をすればそこそこ貰える。管理職とそんなに大きく差があるわけでもない。

だったら「このまま担当のままがいい」という思考になる。


こうなると、組織としてのモチベーションにも影響してくるし、管理する人間やリーダーが育たなくなる。

だから、偉くなれば責任は増えるけれども、早く帰れるし、給料もいいというプレミアム感を持たせなくてはならない。

そうすれば、この今の一部のできる管理職におんぶにだっこで、管理職が疲弊する状態は改善され、職場に活気も少しは戻るだろう。


担当は担当なりの責任と意欲を持って職務を遂行する。

仕事が忙しい時は残業もして期限を守る。自分自身で考え、計画し、時には上司に相談し能動的に行動する。

これが本来あるべき姿で、それらの積み重ねで誰もが憧れる管理職へと成長していく。



仕事を早く終わらせた部下は、早く帰っていい。

遅く無駄に時間をかけ残業している部下には、改善を促す。

決して、仕事を早く終わらせている部下に、他の部下のカバーをさせようと更に仕事を押し付けてはならない。
できる部下のモチベーションが下がるからだ。


できない部下を甘やかさない。
できない部下をできる部下にするのも、管理職の仕事だ。

それを自分が疲弊するからと、できない部下の仕事をできる部下に振るのは言語道断。緊急時のみに留めることだ。

どうしても今の仕事ができない部下には、できる仕事を与える。そして部下たちの負荷バランスを保つことだ。そうすれば部下の不満も軽減される。


知っているかぎり、同じように「管理職疲弊型の職場」は大手企業を筆頭に日本中に蔓延している。

このままでは、国際競争力は失われていくばかりだろう。


働き方改革の目的は、「残業して頑張ってるのが美徳」される今の状況を、「まだその仕事してるの?早く終わらせて帰りなさいよ」の本来あるべき姿に正し、時間あたりの生産性を上げることである。


そこに誰もが憧れる管理職のプレミアム感を取り戻し、リーダーを育てる。

そうやって、日本企業を盛り上げていく事が大事で、急務であるだろう。

長年勤める大手企業の中間管理職である私は、そう感じている。




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