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 思い出ばなしは 😱

 1089文字

「今、子供の頃の話しをしたでしよ、それはね~老人になったからなのよ」

「えー」ヽ⁠(⁠(⁠◎⁠д⁠◎⁠)⁠)⁠ゝ

「そうなんだってよ、その証拠に老人ホームでは思い出話しばかりでしょ」

「そう言われると・・そうね、えー、私、認知症になるわね」

「それは飛躍し過ぎなんだけど、だからねなるべくお友達はピチピチの若い方達にした方がいいのよ」

 そんな会話をしてケタケタ笑っていながら、おもむろにに彼女は斜め上を見つめながら、右手はハエ叩きのある場所を探している。

「昨日ね~、物凄くハエが多くてびっくりしたのよ、仕事終わって2階に上がったら、外と直通の窓が開いていたのね、私スッカリ忘れていたのよね、老人よ、老人」

 そう話しながらハエ叩きを振り下ろし「ヤッタ〜」してやったりと言う目をして、又次のハエを追っている。
 その様子を眺めながら私は自分の今迄の文章を振り返っていた。
 私の文章は思い出が多い、物凄くキャー😱半分以上は思い出話し、まずいわ、老人なのね~となり、顔はニコニコ満面の笑みを作り、心の中は黒いゴムボールがピコンピコン跳ね回っている。
 彼女はハエの話しに花が咲き、テニスのラケットの様な物を出して来た。

「これ何か分かる ?」

 当てたら凄いわね~と悪戯顔、心が視える、ホラホラ早く当ててご覧なさい、と言うクリクリお目々。
 
「エッとね、玩具のテニスラケット」

「ホウラ〜 持つとこ太いでしょ、スイッチも付いているのよ、ホラ此処に」

 悔しい〜全然分からない、柄の短いテニスラケットにしか見えない。
 困り果てた私の顔を得意満面の目 👀 悔しい〜降参しま〜す。

「ヤッター これはねハエ叩きよ、このスイッチでハエがねビビッとなってコロリと死んじゃうのよ〜」

 悔しい〜

「殺ってみて〜、あそこにハエがいるわよ」

「ざんね〜ん、電池切れていて新しい電池入れないとビビッとならないのよ、昔からあるハエ叩きが一番使いやすいわね」

 30センチ定規で空中殺法繰り出していた、相当前の思い出は飲み込んでしまった。
 
 9月〜10月はハエが大繁殖する、その中には刺し蝿もいて刺されると、ジクーと飛び上がる程痛い。
 (笑)又又 若かりし頃、獣医さんが北海道で刺し蝿が発見された、いち2年で全道に広がる筈と話していた。
 皮膚の中に卵を産み付ける蝿の話しは、気持ちが悪いから、私の中では禁句にしてある。
 今現在・・・日本にいないで欲しいものワーストワンだわ、卵から孵ると肉を食べながら内側に入るとか、😱なんとか😱
 
 現在・刺し蝿は普通に飛んでいる。
 卵を産み付けるのは ? わからない、分かりたくないです(笑)

 


#エッセイ

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