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ハイジの本、見つけました。

お馴染みの ヨハンナ・シュピリ作 “アルプスの少女ハイジ” の原作を見付けました。Eva Kausche-Kongsbak さんの挿絵の入った、1950年代に版を重ねたもののようで、この赤い本棚で見つけました。

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これはみんなの本棚。自宅に読まなくなった本があれば、ここに持ってきて入れておきます。自分が読みたい本があれば持ち帰ることも出来ます。読み終わった本をまたここに返してもいいですし、気に入れば手元に置くことも出来ます。このような本棚は、1990年代からドイツ各都市のあらゆる地域に設置され、2600個を超えています。色も形も様です。この取り組みは今ではオーストリアやスイスにも広がっています。ボランティアのお世話役の方たちが定期的に片づけをなさっているのでいつも整頓されており、気持ちよく利用できます。

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地域住民の言語環境によるのでしょう、ドイツ語だけでなく、英語やフランス語の小説、東ヨーロッパ言語のものもあります。ジャンルは、お料理の本、ガイドブック、学習参考書、家庭医学書、そして子供の絵本など多岐にわたっています。時には年代物の百科事典も置かれています。

先日私は、『IKEBANA』という本を持ち帰り、かわりに忍者の解説本を入れておきました。

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ハイジの本を持ち帰って開いてみると、かつての持ち主さんの書き込みがありました。古い本ですが傷みや汚れは少なく、とっても大事に読まれてきたのですね。