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短くて不思議な物語。

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詩よりは長く、けど短めの文章。
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『マル』

マルとの暮らしは長くは続かなかった。
マルの最期は寿命からくる老衰だった。

病院に運ばれてからも何度か発作を起こし、その度に点滴を打たれ、ぐったりとしたまま身体はどんどん小さくなっていき、意識が薄れ、獣看護士の受け応えにも反応しなくなり、2回程小さな嗚咽を繰り返し、動かなくなり、最後はカチカチに固まっていって、やがて眠る様に死んでしまった。

看取った義母は大往生だと言った。
マルは捨て猫と

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