衝撃

(えっ?)
ショック。ショックというよりも、衝撃である。
渡哲也が故となった。あの、渡さんが他界したのだ。

西部警察。
はっきり「好き」と自覚した、最初の作品である。
浮浪雲。
「~警察」の前作で、初めてわたしは渡哲也を意識した。
痩せてはいたけど、清潔そうで骨があって、信念というか、芯が太い。
優しさと規律、生真面目さと冗談が、いっしょくたんになっているような人なのではないかと、勝手に想像したりした。

石原慎太郎さんも弟・裕次郎さんを先に亡くされたが、渡さんも又、弟の恒彦さんを先に亡くされた。その悲しみ、無念さは想像に難くない。

「兄貴も呼びますか、そろそろ」
「そうだな、哲がいないとな」
そんな会話が、恒彦&裕次郎ー立場的に弟2人ーの間で交わされていたのだろう。

〇弟が 呼ぶあの世から 「裕ちゃんも」 二つ返事で 旅立てり君
     <短歌 なかむら>
                                                                合掌

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