「同性同士の恋愛とか無理」って言っていた私が同性を好きになっていた話。
喫茶れんたるの新木はづきです。
今日は恋愛について書き出してみたらあんなこともあったな…って懐かしくなったのでメモ書き程度に書かせていただきました。
私についてはこちらから。
恋愛については、異性も同性も付き合っていただいたことがある私。人数は丁度半々くらいだったと思います。
ところで突然ですが両性愛者として今まで生きてきて質問されたベスト3を発表させてください。
「同性同士ってどこで出会うの?」
「いつ同性が好きだって気づいたの?」
「性生活ってどうなってるの?」
正直異性の方からされる質問は性生活って…が一番多いです(笑)
想像できないからこそ、一体どうなってるんだ…!?って気になってくれるのかなって思っています。
今日はその性生活は語りません!なぜなら恥ずかしいから!!!!
ですが他の2つには触れるので、ちょっと読んでいただけると嬉しいです。
1.同性同士の出会い方
まずは同性同士がどこで出会うのか。
同性愛者の集まりやすいバーだったり、イベントだったりが開催されているので調べてそこに行く。
もしくは出会えるアプリを使う。
大体はこの2つだと思います。
調べると結構普通に出てきますし、普通にやり取りできたり参加できたり、何というか閉じられた世界って感じでは全然ないです。
私の場合はアプリと、インターネット掲示板が出会いの場になっていました。
アプリはティ〇ダーみたいに、同性同士もマッチングできるようなもの。
インターネット掲示板は写真添付のメールからスタート。
あとは同性が好きな人だけの合コンみたいなものをセッティングしたこともありました。
異性同士のマッチングアプリを使った事のある方、合コンをしたことのある方だったらイメージしやすいと思います。それの同性だけの場、って感じです。
2.カミングアウト
今は結構LGBTQには寛容な世の中になってきていると思います。
ただ、まだ簡単には話せないというのが事実じゃないでしょうか。もしくはそれこそ墓場まで持っていく、って言っている人もいると思います。
実際私は気軽には話せないです。
職場等で「彼氏いるの?」って聞かれたとき。
彼氏がいるのであれば普通に答えられます。でも彼女だったらどうでしょう。
「あー実は今女の子と付き合ってるんですよ、見てください写真!」
…なんて言えますか?
彼氏がねって楽しそうに話しているのを見て結構うらやましいなって思います。もちろん性別を隠して話すこともできるんですが、ちょっとなんだか自分の中でやましい気持ちになったりするので、あまり話さないようにしています。
それか、カミングアウトを先にして、彼女の話を聞いてもらうか。
でも結構難しいんです。
だって、「私の彼女がね」って話した時。
どういう反応が返ってくるのか、怖くて仕方ない。
例えばの話で色々「この人はどの程度受け入れている人なんだろう?」って探ってみてから、やっとカミングアウトするかどうかを決める…って感じです。もちろんカミングアウトしなくても生きていけるので。
結構あっさり話す方もいらっしゃるとは思うんです。
でも、私は私自身、カミングアウトしてくれた人に「なにそれ」って言ったこともあるから。だからこそ「なにそれ」って言われる事があるって凄く感じて生きています。
実は私、生まれてからずっと両性愛者だったわけではないんです。
3.同性を好きになったきっかけ
生まれて初めて、「同性同士も付き合える」と知ったのは、小学校六年生くらいの時でした。
同性の子に告白されて、びっくりして、調べて、同性同士でも付き合う人がいるって知って。でもその時は自分でもびっくりするくらい拒否してしまったんです。多分、すごく傷つけたと思います。
中学生の頃は女子校だったこともあり、結構同性同士でもしかして付き合ってるのかなぁなんて思う子たちもいました。それを見て、すごく怪訝そうにしていた私。
学生の頃はずっと、同性同士って変だよね、って思って過ごしていました。
そこから時がたって大学生の時。
たしかオンラインゲームだったと思っているんですが、ゲーム内でチャットで話していた時、物凄く綺麗な文章を書く方がいらっしゃったんです。
文章力に一目ぼれして、ずーっと一緒に遊んでいた時に、文章だけの付き合いだけど好きだから通話とかして欲しい、それで大丈夫だったら付き合ってほしいって言われました。
嬉しくてそれこそ前の晩は眠れない!くらいの勢いで臨んだ初通話。なんだか声が高めだな~とか思いつつ写真を送ってもらいました。
普通に綺麗なお姉さんのプリクラ。
本当にびっくりして、そっか同性同士も付き合えるもんね…って固まりながら数日経ち。大好きアピールに負けて付き合い始めたのを覚えています。
小学校の頃に気付かされ、同性同士が付き合えるっていうことも知っていたし、実際付き合うまでに直接告白されたこともアピールされたこともありました。でも、実際に付き合ってみて思ったのが、別に異性とのお付き合いと変わらないなってこと。普通に好きな人と一緒にいるってだけなので然程変わらないな~って思ってます。
なので今の私からすると、好きだなって思えたら男性でも女性でも付き合えるなって感じです。
でも、同性同士ってありえないでしょ…。そう思っていたのも私。
だから、LGBTQについて怪訝に思う人、否定的に考える人の事もわかります。カミングアウトされてどうすればいいのか分からないって、告白されたけどどうすればいいのってなる人の事もわかるんです。
だからこそ、私はなかなか話せません。
そんな「話せないけど話したい」人の相談相手になりたい、というのも私が喫茶れんたるに入った理由のひとつでもあります。
同性の恋人がいるとき、何か悩みがあっても「同性ならでは」の悩みだったりするとなかなか人に相談できないというか、相談先が無くてとっても困ったのを覚えています。
同性を好きになったけどどうすればいいんだろう。
同性が好きなんだってカミングアウトされたけどどう接すればいいんだろう。
同性を好きになる感覚ってどんななんだろう。
当事者も、もちろんその周りの人も、悩むことは多いと思います。
そんな時、「私は同性のひとも恋愛として好きだよ!」って声を上げている私に相談してみようかな…って思っていただけたら嬉しいです。
ちょっと真面目な話でした。
4.両性愛者と同性愛者
女性同士や男性同士で付き合う事で楽しめる事ってたくさんあると思います。例えば私だったら似合うメイクやメイク道具を探しにいったり、一緒に温泉入れたり、女性専用っていう場所にも一緒に行けたり…と同性だからこそできることや行ける場所もありますよね。
もし私に彼氏ができたのであれば、ライバルは女性のみなので、それこそ彼氏に近づく可愛い女性がいたらちょっと嫉妬しちゃったり、異性同士ふたりきりでは遊びに行かないで~!なんて言っちゃったりもできます。
でも恋愛の相手が同性だったら?
同性愛者じゃなくて両性愛者だったら?
同性も異性もどちらもライバルです。友達だと思っていた同性に恋しちゃうなんてこともあるかも…なんて思うと、楽しそうに友達と遊んでいる光景ですら嫉妬の対象になることもあります。勘違いされることもあります。そこが難しいところだなぁって思っています。
更に同性愛者の方からはそういう事も含めて、両性愛者はちょっと敬遠されがちだったり。それこそ私が開催した合コンで、「両性愛者は恋愛対象外なので自己紹介ではっきり言ってください、後々実は…って言われたら騙された感じになるんで」って言っている子もいました。
あなただけが好きなの!女性だけど好きなの!なんて言っていた女の子が、別の日にうっかり男性を好きになる可能性もある。
その「女性も男性も性別関係なく好きならおっけー!」っていう感覚が分からないっていう同性愛者の方もいらっしゃいましたし、なんか気持ち悪いよねと遠ざかる人もいました。
LGBTQと結構ひとまとめにされて話されるマイノリティーですが、結構その中でもちょっと色々あったりするんですよ、っていう話でした。
5.おわり
つらつら書き連ねたのでとっても読みにくかったと思います。
ここまでお疲れ様でした。お付き合いくださり本当にありがとうございます。
恋愛って、誰にとっても難しい時があると思います。
そんな時、ちょっと愚痴が言いたいとか、ちょっと惚気話がしたいとか。もしくはがっつり恋愛相談したいとか。
是非相談相手になれたらうれしいです。
私でなくても、周りに誰か相談できるお相手がいることを、本当に本当に心から願っています。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?