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かわいい娘の話をします

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娘のかわいい日常をお届けします。日めくりカレンダーの絵柄のように、くるくる変わる子どもの世界を、少しでも書き留めておけたら。
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2020年2月の記事一覧

6歳の目線からみる詩の世界

子どもは、いつも私の知らないところから学んでくる。 娘は、6歳。日本でいえばこの春から小学校1年生だ。いま住んでいるニュージーランドでは5歳の誕生日から小学校に入る関係で、娘はすでにYear2(小学校2年生)である。 南半球では、12月から1月が夏休み。新年度は、2月からスタートする。進級した娘は、あたらしい環境を楽しんでいる。 朝、教室に向かい、お弁当箱と水筒しか入っていない大きなリュックサックをフックにかけると、わらわらと娘の友達が集まってくる。 彼女たちは、身に

キスをあげます

人生において、こんなにもキスされて、またキスを要求される日々がくるとは、ちょっと予想外だった。 私がソファーに座っていると、通りすがりにやってきて、ほっぺにキスして去っていく。寝る前には、「そういえば、キスされないといけないんじゃない?」と、図々しくもかわいい要求をしてくる。私がその柔らかい頬に唇をつけると、ちょっと大げさじゃない?と言いたくなるくらい、心の底から幸せという笑みを浮かべる。 6歳の娘の話だ。彼女にとって、キスとは愛をやりとりするコミュニケーションなのだ。