「バービー」見ました(見てません)

コイ:バービーを観ました

エビ:ドヤった

コイ:全方位に等しく喧嘩を売っていて偉いなあと思った。

エビ:そういうのがウケる潮流と?

コイ:まあリアルでドライな本音ではあるよね。

エビ:きっと見たらおもしろいのだろうね
エビ:とは言えそういうので発散する世の中も気持ち悪いし、そういうの作ってる人も気持ち悪いなぁと思ってしまうのは生理だから?

コイ:加熱するフェミニズム、旧来からある男社会、それを腐すのも、真剣に極端な方法でなんとかしようとするのも、まあ建設的ではないよねっていう。

エビ:普通にイルカのドキュメンタリーとか見たい
エビ:現実逃避かしら

コイ:あとはまあLGBTQを批判してると解釈してもいいかもしれんなと思うようなセリフもありましたね。
コイ:それってイルカ漁の話ですか???

エビ:なんかわかるもんね。LGBTQと区別して名前をつける事がダイバーシティだ多様性だとしてきたここ数年のムーブメントへの揺り返し的な?固有名詞を与える(SDGsしかり)事で問題を顕在化させたように見せておいて実は、新たなビジネスのキャッチコピーなだけで、我々の様な労働階級は搾取されるだけな訳でしょ?
エビ:バービーでさえただのビジネスだと思ったらその主張さえも欺瞞にしか聞こえないのさ。
エビ:何もしないで、ただ自然のなすがままにするというのが本当の多様性だったとしてそれに人が気付くのはいつになるのか。いや、既に人々は気づいてるけどあまりにも退屈なその結論に、見て見ぬふりを続けているだけなのかもなとか。
エビ:まあ、好きにやってくれというのがワシの今の結論なのじゃ。みんなが好き勝手やることでこの文明の終わりをこの目で見ることができるかもしれないのだから。
というのは偏りすぎ?

コイ:バービーをギミックとしてフェミニスト、ミソジニスト、レイシスト、ファシスト、無関心な人々、役割をこなす人、役割をこなせない人全員をおちょくる世界観の作り方が本当に上手いんだよね。
コイ:バービーって商品には、ケンっていう添え物の彼氏役がいる訳だけど、これは圧倒的女性優位の価値観を意味していて、作中では現実世界の隔たりの向こう側にあるバービーの世界で、バービー社会で役割を持つことができない男達が描かれるわけですよ。
コイ:つまりバービーの世界は現実世界の男社会の鏡写しになっていて、そこで傲慢に振る舞うバービーの存在っていうのが、まず見事に極端なフェミニズムを皮肉ってるわけね。
コイ:鏡写しのミルフィーユにすることで、男、女、バービー、ケン、どこに注目してもイヤーな問題から目を背けられない構造が本当に素晴らしい。性格が悪過ぎる。

エビ:ストーリーはともかく、言いたいことが理解できちゃう時点で見たくないなぁ。なんかトレンディで今見たらおもしろいけど10年後誰も覚えていない作品なのでは?
エビ:「君たちはどう生きるか」という作品は、そういう押し付けみたいなものよりも、分かりにくくて複雑ででも綺麗だったり喜怒哀楽に満ちたナニカに共鳴できたんだよね。
エビ:僕はそういう意味の分からないモノを意味の分からないモノとして描いて、みんな違うお土産を持って帰る感じがすき。だいぶはなしがずれておるけども。。。

コイ:で、作中での結論は「お前の思ってるお前らしさがお前らしさとは限らん。現実を受け入れてただ生きていくしかない」みたいなところに着地するので、そういうところがLGBTQに厳しい(作中でそういう人が出てこない所も含めて)と思う所以なんだけど、結構この着地点はエビくんが言う「なすがままに生きていくしかないんじゃないの」ってところと掠ってる気がするんだよね。

エビ:見たほうがいい?

コイ:観る必要はないかな。スタンダップコメディに近いと言うか、お土産や学ぶところがない。最後は抽象的な表現に逃げるし。
コイ:ただ新約聖書をベースにしてる西洋人の薄暗い絶望みたいなのが見え隠れして、理解が進みました。

エビ:とはいえ、この時代に出る映画な訳だ。
バービーにしても君たちはどう生きるかにしても
時代性を背負っているわけじゃない?
これがアメリカの現代との向き合い方で、
そっちが日本の現代との向き合い方なのだとしたら
僕は日本人でよかったななんて思ってしまうよ。
バービーがアメリカの病の象徴なのだとしたらね。
まあ、ここまで痛烈に批判したなら見ろってなるよね。
エビ:逆にね日本の病は君たちはどう生きるかに解説を求めちゃう感じなのよ。要約を欲しちゃう感じなのよ。
従属的というか。これこそ多様性失われてね?と。
エビ:これは良い記事じゃない?

コイ:でも君生きはさあ……めっちゃいい話じゃん……
コイ:バービーは別にいい話ではないんだよな。
つまり、君生きは時代性から独立してるんじゃないかという話で、「善く生きたい」っていう願望や若者への祈りは本当にいい話だと思うんだけど、それは美し過ぎるしジジイの言い逃げでもあると思うんですよ。

エビ:君たちはどう生きるかは、駿そのものでしょ。
エビ:バービーはさ、一人称をなしてないんだよ。
逆にいえば、どこから突っ込まれてもスキがないように作られてる。
エビ:でも駿はさ、ハテナがいっぱいなわけじゃない。ある人は「駿だからしょうがない」「駿はこうに違いない」となるわけだ。そういう体験そのものが冒険なんだよって教えてくれる作品と、「これが現実です」っていう現代社会の解説映画は痛快かもしれないけど、ユーチューブにも満ちてるじゃんね。
ノートに転載して良い?『「バービー」を見ない人からネタバレ』という記事で。
エビ:「そういう自分の自己顕示欲もキモいけど」って映画な。

コイ:バービーも君生きも両方当てはまり過ぎてなんと言えばいいのか……
まるで俺が思いついたようにむらかみゆずさんの評が混ざってるので、参考にするなら気をつけてください。

エビ:まあ、ワイの尻滅裂(お尻)な解説に対してのキモさなんよ

コイ:まあ結局、フィクションである以上は、芯の部分でのはちゃめちゃというか測り知れなさがないと、何も持ち帰る気にならないという事よな。

エビ:ぼくから見たらああいうバランスの取り方するゆずさん。。。。

コイ:というか、こういう映画だからそらフェミニズムの人達は反応しずらいよなと思ったよね。

エビ:まあゆずたんの解説すら見てないけどw
自ら、自分の役割を自認して、その枠に収まろうとする人は嫌だね。「これが私の人生😏」みたいな。若造が達観してんじゃねぇよボケ。って思う。そしてそれは自分へ向けられた言葉。

エビ:僕がサマーちゃんを好きなのはそういう青さを今も湛えたままむんずむんずと歩いてるから。
あれが理想なんよ。

コイ:銀髪やしな

エビ:それもあるw

コイ:やっていくをやっていくをやっていくんすわ……

エビ:そういう得体のしれないものの前で溺れている感じはコイさんにも感じているんだけどね

コイ:それはルギア爆誕した時から変わらないので……

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