見出し画像

私と言う人間について


思えばどことなく"ツン"とした雰囲気を
わざと出している子ども時代を過ごした。

話しかけないで
関わらないで
1人が好きなんだから静かに本を読ませて

小学高学年で
祖母が脳梗塞で倒れ
私の心も崩れ気味だった時
お世話になったのは保健室。

『Noriちゃんは本当は人懐っこいのよ。
素直になると楽になるのに』

保健の先生は
明らかにズル休みのの私に凄く優しかった。

『話してみると、感じが違うね』
私が1番言われる事です。

きつね目がそうさせるのか
それともわざとツンとした態度がそうさせるのか
どこに行っても
いつも最初は
遠巻きで。

でも元々の性格が猫みたいだから
直ぐにバレちゃうんだけれど
そんな演技も意味がないのだけれど
それは私の変な自己防衛。

どうせ父子家庭って言うと
あの視線が飛んでくるのだ。
どうせ遊べない理由が祖母の介護と言うと
あの視線が刺さるのだ。

そんな想いをするなら
そもそも私に近付かないで欲しい。

そんな私を変えたのは女子校時代。

今までの自分の知る世界が
どれだけ狭いものであったか
父子家庭とか
祖母の介護とか
そんな事が霞むくらいの
色んなバックグラウンドを持つ子達がいた。

『Norikoの事、好きよ』
そう言って笑ってくれる友達がいる。
そんな3年間は私に笑う事や
ツンとした無駄はやめる事を教えてくれた。

それからの私は
色んな困難なことも『てへぺろ』や
他力で乗り越えてきた。

『Noriちゃんは本当は人懐っこいのよ。
素直になると楽になるのに』

そう保健の先生が言ってくれたのを
思い出す。

剣山みたいに刺々していた
子どもの私は
色んな人たちの間を転がって
今はかなり丸くなった。

色んな資格を取ったけれど
それをライフワークにしては居ない.。
何を目標にして生きているのか
それもとても曖昧模糊で。

あえて探して言うならば
弱者と言われる人が
止まり木を見つけ
羽を休める場所に私がなりたい。

小さな私が思っていたように
『どうせこの人に行っても分かってくれない』
そんな人の頑な心を溶かしたい。

赤い血が流れていない、
そんな人もいるけれど
世界は優しさに溢れていることも知っている。

時には胸ぐら掴んでガチ喧嘩したっていい。
大切なものを守る為には
拳だって使える私だから。

『今日が最後の日です』
愛する人を失ってからの20年間
私の毎日は、そう思って生きてきた。

だからいつ何時、この心臓が止まっても
全く後悔もしない様に
子ども達のことや
色んな後始末は常に整っている。

そんなだからか、未来の事が
曖昧模糊でしかない。
深い霧がかかった様に
そうだったらいいなと
激るようなものも無いし
だからと言って冷めているわけでも無い。

それが私。

基本的には楽しいことが好きで
笑っているのが好き。
興奮すると知らずに英語で話している。

それが私。

音楽と本をこよなく愛していて
2人の子ども達に存在価値を見出して
私が何故生きているのかを
納得できた。

困った時は
どこからか必ず手が伸びてくる。
迷わず掴む私は助けられて生きている。

通ってきた過去
見てきた景色
出会った人達
全てが私を生かし作っている。

それが私。

『誰が大切ですか?』と聞かれたら
迷わず答えることができる。
『わたし』と。
私の血や肉は
私の大切な人たちで出来ているから。

変わってる、それは私への賛辞。
レアで生きる事は気持ちいい。
そう思う。
それが私。



✨実はこれは
11月15日に締め切られた
第3回THE COOL NOTER賞11月部門用にと
下書きしていました。
でも私にとって
NOTER賞は思い付きで応募出来るものでなく
自分で納得するものでなければ出せない。
そんな気持ちがあります。

なのでこれは応募はしませんでした。
だって、その域に達していないから。
自分が応募する作品として納得出来ませんでした。

後出しですが
応募でなく、通常の記事として上げたいと思います( ´ ▽ ` )


#コーチング #レジリエンス#海外留学#バイリンガル#パニック障害#福祉の世界#拒食症#シングルマザー#子育て#世界ひとり旅#ヒッチハイク





この記事が参加している募集

自己紹介

良かったらサポートをお願いします。我が家のパソコン💻購入にご協力下さい!コメントも頂くとガテン頑張れます✨✨