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『進撃の巨人』の最終回を2023年2月に読んだ話

2023年も、もう12月。はやいですね。
年の瀬ですし、今年の印象的な出来事を振り返りたいと思います。色々ありましたが、個人的には『進撃の巨人〜最終巻加筆の謎〜』ですかね。
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※『進撃の巨人』及び関係者やファンを貶める意図は全くありません。あくまで、私個人の漫画の感想(+妄想)です。

※記事の内容に、漫画『進撃の巨人』の最終巻までのネタバレが含まれます。
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はじまりは、2023年2月。
某イラスト投稿サイトを閲覧していたときに「あなたへのおすすめ」で、進撃の巨人のファンアートを目にした。どのSNSでもそうだが、自分へのおすすめは自分が「いいね」「ブックマーク」した作品に関連するものが出てくる(私も過去に進撃の巨人のファンアートをブックマークしていた)。

何気なく作品を見れば、登場人物の「ジャン×ミカサ」のカップリングものだった。私がブックマークしていた作品はオールジャンルものだったので、私の目には新鮮に映りクリックした。そこに現れた2人は、私の知っているビジュアルではなかった。ジャンは、ヒゲが生えてるし、ミカサの髪は伸びていた。

ここで、この記事のタイトルを思い出そう。

「『進撃の巨人』の最終回を2023年2月に読んだ話」である。最終回は2021年4月に迎えており、最終巻である34巻は2021年6月に発売されている。「は?コイツ、原作読んでないのかよ」と思った方、正解!!

私は、過去に精神(+身体)を病んだ経験から、マンガやアニメを積極的に追うのを自粛している。病んだことで、マンガやアニメを楽しめなくなった&コンテンツを追えない自分を攻めるというループに陥ったためである。それからは『自分のペースで、ゆっくりコンテンツを楽しむ』をモットーにしていたため、一般のオタクからは考えられない程のインプットとアウトプットの遅さ!!さらに、ネタバレ絶対嫌マンなので、SNSでコンテンツの情報すら探さないという徹底ぶり!!そんなわけで、あらゆる物事についていけない私は自分を「オタク」ではなく「マンガ・アニメ好き」を自称している。

話を戻そう。私が「ジャン×ミカサ」のカップリングの作品を見たのは2023年2月中旬。その時点で私が内容を把握していたのは、24巻までである。ジャンにヒゲが生えてることも、ミカサの髪が伸びてることも、知りようがない。ネタバレ絶対嫌マンの私はとっさに「あっ、ネタバレしちゃう!!」と別のページに移ろうとした・・・その時、作品の紹介欄に目が入った。

「34巻加筆ページを見て描きました!」
「最終巻後の2人がどうなるか気になってしまって」
「あの2人はジャンとミカサ・・・??」

※紹介欄のコメントは、私が記憶を元に再現した。

作品の紹介欄はネタバレを避けるためか、ぼんやりとした表現しかされていなかったが、とにかく「34巻加筆」、「最終巻加筆」で2人に何かあったことはわかった。

私は混乱した。だって、今まで原作の中でミカサとジャンにフラグなど立つ気配は無かったのだから。ただひたすらにジャンの横恋慕を見せつけられる読者達(様式美)。私もそのひとりであった。

何度も繰り返すが、私はネタバレ絶対嫌マンである。しかし、私の心は大きく揺れた。常にエレン優先で他の人間(アルミン以外)には全く興味の無いミカサが!?普段はいらん事ばっか言うくせに好きな子の前では押し黙るジャンボが!?何かあった!?何かって、何??

好奇心が抑えられなくなった私は、とうとう『進撃最終巻 加筆 ミカサとジャン』で検索をかけてしまった。ネタバレ検索など、普段は絶対に行わない禁忌行為・・・好奇心は信念をも凌駕する。高鳴る胸を抑えながら検索結果を見た私は、目を疑った。

・・・ミ、ミカサ(らしき人)とジャン(らしき人)が結婚???こ、子供もいる????ま、まさか!!!!!

これ、何度も言うが2023年2月の話である。みなさんが、進撃ゼミでとっくに出題された問題を私は周回遅れで目の当たりにしている。そして、それを解く方法はひとつしかない。

買うっきゃねぇな!!最終巻まで!!!

私は早々に本屋へ向かい『進撃の巨人』25巻から34巻までを大人買いすることになった。2023年2月下旬のことであった。

『進撃の巨人』25巻から34巻までを大人買いした私は、原作を読む前にミカサとジャンにどのようにフラグが立つのか考えた。

①おそらくマーレで戦闘が起こる。
②なんやかんやあって、ミカサが敵の攻撃でピンチになる。
ジャンがミカサへの攻撃を庇って瀕死状態になる。
④マーレでの戦闘後、意識不明だったジャンが目を覚ます。
ミカサ「・・・ごめんなさい」
ジャン「俺の命よりお前の命を優先すべきだと判断しただけだ」
ミカサ「・・・・・・」

⑥エレンとアルミンから、ジャンに感謝を伝えるイベントが起こる。
ミカサはジャンのことをそれとなく気にかけるようになる。
⑦なんやかんやあって最終決戦前、
ミカサ「ジャン、あなたは自分の命より私の命を優先すべきと言っていた。けれど、私はそう思わない。私だけ生き残っても意味が無い」
ジャン「えっ・・・」
ミカサ「(赤面)」
ジャン「(赤面)」

.゚・*..☆.。.:*Happy wedding.☆.。.:.+*:゚+。

今まで、波風一つ立たなかった2人がくっつくには、ジャンの命を賭した行動が必要だと判断してこのシナリオになった。さぁ、予想は当たるのか!!

25巻~26巻で、マーレでの戦闘は描かれたものの、特にミカサのピンチらしき描写は無し。まぁ、戦闘はこれから先もあるだろうからそのときだろう。
31巻で、エレン「オレは・・・お前の何だ?」ミカサ「(赤面)」のシーンが。あ、あれ?エレンとミカサにフラグが??
32巻冒頭、セントラルの一等地で昼から酒をかっくらうジャン。家の中には、み、ミカサ!?なんだよも~、最近描写減ってたけどジャンボってばミカサのことちゃんと好きだったんじゃ~ん、も~安心したよ~☆
アズマビトを守るための戦闘でも、ミカサのピンチらしき描写は無い。というか、ミカサの強さが尋常じゃない。大丈夫?ミカサのこと庇える?ジャン??
33巻、船上でアルミンとアニの青春キラキラ赤面シーン。あ、あれ?今、33巻だよ??あと、1巻で終わるよ??ミカサとジャンは!?
34巻の最終決戦。ここだ!!ジャン!!と思ったけれど、大混戦のせいでそれどころじゃない。色々あって、山小屋のエレンとミカサ。これ、もう結婚してるね。*.。.:*・゚*.:*・゚Happy wedding*.。.:*・゚*.:*・゚
最終決戦後、ミカサに再会することになった連合国大使達。
「歴史の教科書を読む女学生」に見せるため髪をセットするジャン。その後『例のページ』が出てくる。

私の予想「マーレで戦闘が起こる」しか当たってないやないか~~~い!!「最終決戦後にジャンが頑張った」が正解か~~~~~い!!ゔゔゔ~~~ん(唸)

終盤にかけて諌山氏が「エレンとミカサの恋のアクセル」を全開にしていたことが印象的だった。『例のページ』を見て、それ以外の情報を知らない私は「じゃ、ジャンのことは!?」となっていた。もちろん、本筋もハラハラしっぱなしだった。苦しい場面もたくさんあった。それでも、あのラストを迎えられたのは本当に良かった。ただ、私の中の雑念がひどすぎてちゃんと集中できなかったのは本当に良くないと思った。

結論として、雑念で集中できなくなる人間がネタバレなんて見るな!!ということである。

私と同じ、ネタバレ絶対嫌マンのみんな~、参考にしてみてね~!!



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