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スターバックスコーヒーのロゴの変化

STARBUCKS COFFEEは今では世界共通のコーヒーショップで知らない人はいないのではないでしょうか。アメリカのシアトル発祥で、本社もシアトルにあります。メニューはもちろん国によって違ったりしますが、みなさんは過去にSTARBUCKSがロゴを変えたのにはお気付きでしょうか。

2010年までは、ロゴにSTARBUCKS COFFEEと入っていました。

2011年には、ロゴの文字が無くなりました。これは彼らのブランディングに関係しています。ロゴの文字を無くした理由は、消費者から"コーヒーショップ"というイメージを無くすためです。なぜなら、彼らは2011年に大きな試みとして、夜間にアルコールの販売を始めたからです。お昼間はコーヒーショップとしてカウンター越しにコーヒーを販売していますが、夜になるとサーバーがテーブルまで来てビールやワインといったアルコールをサーブしてくれます。また、お酒を飲みながら楽しめる、フードメニューも出しました。

STARBUCKSは当初、数店舗で夜間のみアルコール販売を行いましたが、やはりうまく行きませんでした。お酒のイメージは消費者には根付かなかったからです。今まで40年間コーヒーのみ販売していたお店が急に、お酒を販売し出しても何か他に理由がないと、わざわざSTARBUCKSにお酒を飲みには行きません。

日本では、夜ディナーにいった後にカフェにいったり、また夜カフェが流行っていると聞きました。アメリカでは、ディナーのあとバーにはよく行きますがコーヒーを飲みには行かないし、アメリカンレストランでは食後のコーヒーはレストランで済ませられるので、わざわざコーヒーショップには行きません。どちらかというと、アメリカではコーヒーショップは朝やお昼は社会人で賑わい、夕方は学生の勉強の場所というイメージです。

今はまた元のコーヒーだけを販売するコーヒーショップに戻りましたが、未だロゴは文字なしのままなので、また次に何か展開を考えているかもしれません。




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