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オーストラリアの家族と考える「他者をリスペクトすること」


昨日、ホストマザーと子どもたち(9歳、15歳)と私の4人で「他者をリスペクトすること」について話し合った。

きっかけは、私がいつもオーペアで一緒にいる9歳の子の言動が最近気になってきたこと。

もう一緒に暮らして5ヶ月経つ。仲が良いのはいいが、最近貸したものを雑に扱ったり、頼み事をするときに命令口調になったり、ありがとうを言わなくなったり、自分の思い通りにいかないと不機嫌になったり〜が目立ってきた。ちょくちょく伝えてたんだけど、ちょっと疲れたのでママならどう言うかな〜と思って相談した。ママは私が尊敬する人の一人で、毎週金曜にワイン飲みながら語り合う仲。一緒に暮らせて沢山会話できて幸せである。いつも「私たち出会えてラッキーだね」ってハグする笑。


小さなことだけどほっておくとエスカレートしていくし、私も、相手が子どもだとしてもdisrespectfulな態度は不快だし受け入れられない。自分と他者にrespectfulであることはママもずっと大事にしてきたことで、私もそこに共感している。


ママはディナーの席で、子どもたちに「あなたたちは私に対してはいつもrespectfulだけど、他の人たちにはどう?」「私がいつもrespectfulでいるように言うから、私がボスだから、それがルールだからそうしているように感じる時がある」と話した。
「なぜrespectfulでいることが大切だと思う?」と聞くと子供たちはじっくり悩んで15歳の子は「年上だから」と話した。 

ちなみに「日本人はrespectfulだ」とよく聞く。少なくとも私が暮らしたNZとAUSでは。私は、ママの言っていたように日本人も「ルールだから」「そうするべきだから」の傾向があると思う。そういう文化だから、教育だから。それがこんなに守られること自体スゴいことだが、私はちょっと色々考えたくなる。
性別/国籍/年齢問わず、誰に対してもrespectfulだろうか。誰も見ていなくても?ネットで匿名でも?店員さんにも?自分の子供や親にも?恋人にも?、、、特に努力をしなくてもなんとなく「respectfulだよね」と言われる私たちだからこそ考えたいテーマだな〜と思ってここに書いてみた次第です。

続けてママは
「花都は異国で両親から離れて暮らしてるけど、私や年下のあなたたちに対してdisrespectfulだったことある?この先あなたたちが私から離れて住むことになったとしてもちゃんとrespectfulな人間でいられるのか今はちょっとだけ心配」と話した。

私は自分がなぜ他人に対してrespectfulでありたいのか話した。
簡単に言うと、respectfulである方が幸せで心地いいからだ。そしてdisrespectfulであることが不快、そんな自分も他人も好きになれないから。幸せじゃない。自分自身にも他人にもrespectfulな人の周りには同じようにrespectfulな人がいる。良い人間関係の中で生きることにすごく幸せを感じる。でも私たちがdisrespectfulになることって簡単なことだと思うから、今でも自分に尋ねる、と話した。

ママは「私も花都も、respectfulでいることを選んでる。あなたたたちも自由に選べる。disrespectfulでいる方が楽で幸せだと思うなら当然そっちを選べる」と。

私の場合は恋愛の失敗での気付きが大きい。
過去には、無意識に相手を振り回していたり、相手の気持ちを聞かずに自分の欲求を突き通したりしていた。相手を変えようとして意地悪なことを言ったこともある。しかも割と最近、24とか笑。それを相手に謝ったら全然気にしてなかったけど、、、そんな自分が嫌だよなぁ。disrespectfulな人は嫌だ!と強く思っていても、一番距離が近くて大切で好きな相手に対してそれが実践できていないことに気付いてなかったんだなあ。ちゃんとできてると思ってた(たぶんそういうとこだよ)。きっと私も「そうすべきだからそうしてる」でしかなかった。理解が浅かった。

当時より自己理解が進み、自分を尊重できる今は少しはマシな人間になれてるかなーとは思う。非常にしてよかった失敗。今の私は相手を尊重できているだろうか。なんか「できてる」と言い切れることが自分にとって正しいのかもわからない。そういう時の自分はなんとなく信用できないので、、聞いてみよう。笑


にしても良い時間だったなあ。私も子どもの頃に、大人とこういう会話したかった。15歳の子が「年上だから」と言ったように、自分なりの理由を持っていることって大事だなぁとしみじみ。てかママの中の正解や私の中の正解を言う前に、子どもたちの口が開くのを待ってる沈黙の時間よかったな、私も考えるの時間かかるタイプなのでああいうのありがたい。

、、最後に9歳の子が「どんな人生にしたい?」と聞かれてじっくり考えて「ヘルシーなボディと、ヘルシーな人間関係がある人生」と答えたの共感でした。

では〜

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