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五臓(肝心脾肺腎 かんしんひはいじん)の話

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薬膳・中医学ではからだの中の働きを5つに分け、それを「五臓」と呼びます。五臓は、「肝(かん)心(しん)脾(ひ)肺(はい)腎(じん)」。五臓が協力し合ってバランスを取り合って、私た… もっと読む
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免疫力をあげよう~脾と肺と気の話~

今日は、免疫力についてのお話。 感染症の広がりが心配ですが、漢方・薬膳の知恵では、自分で自分のからだのバランスを取るために、できる工夫がたくさんあります。ワクチンができることを待つよりも、自分自身の免疫を保てるように、自分でできることを少しずつでも取り入れていけたらいいですよね。 免疫力UPは、脾と肺と気が大事漢方・薬膳のもとになっている「陰陽五行論」では、「五臓」という考え方があります。これは、からだの中の機能・役割を「肝・心・脾・肺・腎」の5つに分ける考え方です。

あなたのからだと健康を支える脾

関東も梅雨明けになりましたね。 今年は梅雨入りしてからも、晴れの日が多く、梅雨を感じることが例年より少なかったですが、それでも梅雨明けの青空は、厳しい暑さも感じつつ夏を感じて嬉しくなります。 今日は五臓の「脾(ひ)」についてのお話です。 前回の記事でもお伝えしましたが、この脾臓さんは、とくに梅雨に活躍する場所と言われています。 じめじめむしむしのあのいや~な梅雨の「湿気」は、脾に負担をかけてしまいます。梅雨があけても日本の夏は湿度が高いので、これからの夏本番も脾の養生は