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本当にIT広告は稼げるのか

文章を書きたい意欲と、それに充てている時間を考えた上で、カンパやクラファン感覚で有料記事を始めた身だ。

なので、基本的にYouTubeに流れてくる情報商材系の広告は胃液が逆流しそうになる。
それでも、フリースクールなどはシステム的に上手に使えば、私のように一年前では考えられなかったような年収などに手が届くので、情報商材的なゴリ押しではなく、怪しくない部分で適性や選び方などを記載したい。

私はというと、異業種から、2年以下でITフルスタックになり多くを見てきた。また、職業訓練でWEBデザインを習っていたことや、学校のレベルと就職のレベルなどを見てきたので、そういった内容も記述したいと思う。

結論を先に書くと、情報商材屋が怪し過ぎるだけで、才がある人が正しく使えば副業で云十万以上が動く世界であることは確かである。確定申告が大変だろう。


「未経験でWEB」

情報商材屋

いきなり話は逸れるが、私は占い師でもある。大手電話占い企業2社からオファーを受けたこともあるし、8割以上は当たっている。

とはいえ「見えないプログラムコードを、カードを介して覗かせて貰っている」というのが自分の感覚に近く「現在立証されていないだけで非科学的というのは違う」という、ロジカルシンキングは持ち合わせている。

上記のヘッドハンティングの際に、面白かったので詳細を聞いてみた。オファーのメールからPDFまで、全てを非公開とされたのだけれど、簡単に云うと「既に持っている名前は隠すこと」「時間制報酬」「売れない場合や、写真などの撮影は、サポートする」という内容だった。

ウシジマくんでもあったように、要は「売れない場合はサポートする」という名目で「売れたら良かったね」くらいの感覚で「サポートに先行投資を大量にさせる」というのが情報商材のやり口だ。

最近だと、顔出さない歌い手プロジェクトや声優プロジェクト、動画編集にイラストなんかもあるけれど、好奇心で少し調べると、小さい字で「※レッスンや教材は有料となります」等書かれている。

基本的に、占いは教材がないものの、他は承認欲求や自己顕示欲を煽ることで先行投資をさせてそれで儲けているというのが現状だろう。

ここまで書いて、WEBにしてもITにしても、教材の内容が如何程のものなのか気になったのだけれど買いません。

職業訓練校/求職者支援訓練

離職中で失業保険を貰っているのが前者、貰っていないのが後者。受講料に関しては誰でも無料で、条件を満たせば通所手当や月10万の給付金なども貰えます。

情報商材屋からペラを買うよりも、お金を貰ったり無料で受講した方が断然お得ですね。

私が受講した際は、フリーランスを廃業状態にしたり、ピアニストや基本的に生活に困っていない人たちが、専門学校感覚で来ていました。少し挙動がおかしい人は、普通の学校感に面食らってドロップアウトしていました。

面接(ほぼ通る筈)を受け、2017年に受け始めましたが、内容としては当時としては先進的なものだったと思います。

勿論、20代WEBデザイナーがモリモリやるには不足はありますが、老若男女がいることや、立場上も踏まえてぞんざいに扱われることはないです。丁寧に「基礎」「つまづきやすいポイント」「その先」のようなものを半年間にまとめたという感じです。

上手にまとまっているカリキュラムですが、老若男女、かつ適正不適正を加味しての進度なので、私のようにすぐに終わって暇な場合は自由に検索して新しい事を沢山覚えて応用して組み込んだりしていました。

講師も理解できないレベルに達しており、卒業時には講師としてヘッドハンティングを受けました。(安いしサビ残多そうなのでやめました)

WEBデザイナーになれるのか

結論として、10%未満と考えて良いと思います。もっと低いかも。

WEBデザイナーと謳っている場合は、フロントエンドコーディング(HTML/CSS)を使用したサイト制作のことを指しています。

AdobeやGIMPやInkscapeなどを使用し、ワイヤーフレームの作成、デザインカンプの作成、それをエディタで実装します。ここに会員システムが関わってくると、フロント寄りならPHP。大規模システムになるならJava等、システム屋になってきます。

私が、教育の中の問題点としているのは、テキストに基づいてコーディングを教えることで「どうしてか」を考える力を奪っている事と、サーバ知識など実用段階の知識や方法を教えないこと。

極論、これを覚えておけば、後に記載する問題を「フリーランス」という形で突き破れます。

WEBデザイナーというのは、あくまで私の感覚ですが「年収300万で残業代含む」「天井でも500万」という求人が多いです。アニメ業界なんかと似ている印象があります。

それでいて、一番の問題は「20代の前半、或いは新卒から入社していないと採用されにくい」というところにあります。これは、WEBデザインの会社の話であって、異業種の自社サービスの保守等であれば可能性はあります。

私はフリーランスの時代もありましたし、営業も出来る時もありますが、頑張りに対してコスパが悪いなと思ってフリーランス用のサイト等は利用していません。

しかし、そういう手間を苦とせず、情報商材より職業訓練や独学で身についた能力を副業としてフリーランスで請け負うことは可能だと思います。また、それは「WEBデザインの会社の年齢を超えた先で、WEBデザイナーとして実績と肩書を手に入れる機会」にもなります。

結論としては、WEBデザインの会社への転職はほぼ不可能。自社サービス等の運用保守やLPは1人就職していた。おすすめはフリーランス。


「未経験でIT」

情報教材屋

順番は狂ってしまうけれど、恐らく情報商材で謳っているのは、PGとしての話。開発者になれば、フリーで単発案件で副業で稼げるよ、と。

個人的には、自分位の要領の良さで、案件によって都度言語の癖を変えたりUI/UXだってできるだろう。人より横文字を知らない方だけれど、それでも未経験よりも横文字を知っている。

また、「ITの情報教材」の中で、恐らくフロントエンド(時代遅れの)は1Hくらいしか充てられていない。その場合、単独開発を金額で受けてインターフェース設計で躓いたり、紐づけが全くわからないだろう。

それこそが、フリーランスのデメリットなのだけれど、会社員をやっているとすっかり福利厚生や連帯責任になれていて、クライアントに対峙する際に
自己解決能力や自己責任であるということを忘れているから怖い所だ。

もちろん「ここのパーツ開発して」案件もあるけど、そんなにピンポイントもないし金額も弱い。そもそも確定申告で納税する分があるのだから。

職業訓練以外の選択肢

単純に、自分が経験していないことより経験したことを語った方が有益だと感じたために職業訓練校以外で有益だった選択肢を紹介する。

それは「IT特化型人材紹介会社」がこぞってやっている、ITスクールだ。

29歳までであれば、ブランクや過去の経歴関係なしに受講できる。30を超えている場合なら、東京都主宰なんかで35まで似たような訓練を受講できる。これを受講することで「ポテンシャル採用」と、未経験で受けられる枠が広がるのだ。

このITスクールというのは、SES(客先常駐型)企業がお金を出して人材を育成している。

SESというのは、IT人材の居ない会社にIT人材を貸し出すことによって、そのマージンで成り立っている会社だ。自社開発や受託開発などのような実績至上主義と違って、基本的には「IT人材として出社をしている」ということが仕事である。そのため、居れば居るほど儲かるという仕組みなのだ。

だからこそ、ただの「人材」を「売れるIT人材」に価値を上げるべく、「ITスクール」に通わせたり、入社後も研修などが充実している。

また、IT企業というのは少し前までブラック企業として名高かった為に、逆に現在ではホワイト企業が多い。常駐先ガチャで当たりを引ければ、良好な人間関係の中で家庭を持ちつつ、男性PMでも子供が熱を出したらすぐに退社できるような環境も珍しくない。

野心家であれば、逆に研修に通いまくって人材価値を高め、仕事をやっている最中も構造を理解するようにして、1年後に転職をすればいい。IT業界では1年以上の職歴があれば前職より年収100万アップということも少なくない。


結論

情報商材屋が胡散臭すぎるせいで、全体的に嘘くさくなっているけれど、情報商材が悪いというだけの話。

国や会社の利害関係を理解することで、信用度の高い手に職を付ければ、副業も専業も夢ではないし金額も云百云千が動く業界。

自分の適材適所と、確定申告をミスらなければ「そんなうまい話あるわけないじゃないか」とはならないんじゃないかなという所感でした。


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