忘年会の帰りに一番後ろを歩く
忘年会の帰りに一番後ろを歩くのが好き。
一次会から二次会へ。お店から駅へ。
みんなが楽しそうに話しているのを、一番後ろから見ているのが好き。一番後ろが一番よく見える。みんなの表情が普段の飲み会よりも朗らかで、うれしくなる。
会話に入らずぽつんと一番後ろを歩くのも好き。
前を歩く二人、さらにその前を歩く三人の話に耳を傾けている。全然違う話をしているのに、同じ明るさの笑い声が響いてきて、うれしくなる。
みんなの表情が見えて、みんなの声が聞こえて、満天の星を見上げた心地になる