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#リノベはオワコン その2


リノベーションでなかなか利益が出せない。

そんな悩みの相談を良く頂く。

新築、リフォームだけでは売上が上がらないから、リノベーション事業に参入した社長からの相談だ。

もしくは、FCに加盟したとか。

そもそも、リノベーションは利益がしっかり残せるビジネスの性質に無い。

答えは簡単。新築は図面通りに建てれば、良いが。リノベーションは壊して、測って、設計して、施工する。

壊すと、測るが余分にかかり、壊した部分に適合する様に、作る必要があり、新築より、労務コストがかかる。それだけでは、無いがそれ以外にも様々な周辺コストがかかる。

いわゆる、簡単に参入して簡単に利益が出せるほど、単純な構造ではない。

そんな甘く無い。

たが、皆んながこれからは、リノベーションだとか、空き家再生とか騒ぐから、そこに食いつきまくる。

冷静に考えれば、分かると思うのだが。

地震大国日本で、リノベーションが性質的に向いているわけがない。

欧米と違い、日本は上物に価値がつかない。価値がつくのは、土地のみである。

地震が無い、諸外国は築20年の物件より、築100年の物件に価値があり、築年数が古いほど上物に価値がある不動産物件は多い。

日本では考えられない事である。

田舎に行けば行くほど、土地が安く、安い土地は山ほど余っている。

わざわざ、中古物件をリノベーションする必要が無い。土地が安い分、新築を建てても、値段的にそんなに変わらないのだから。

田舎にリノベーションは向いて無い。
そもそも、リノベーションを選択するお客様が少ない。その少ないお客様を取り合う事になる。

酒蔵や、古民家を再生するなど、歴史的価値を残したり、住宅用途では無く商業用途でのリノベーションは少しはあると思うが。。。

リノベーションで戦えるのは、都市圏のみ。

だが都市圏も、新規参入業者が増えその少ない市場、少ない漁場を沢山の漁師で取り合っている状態。。。

そこに勝機が見えている経営者の方がいるのなら、どんな勝機が見えているのか、じっくり教えて欲しい。

新築の着工棟数は人口減により、あと10年で20万戸減ると言われている。

リノベーションも同じく市場が縮小していく事が予想される。

10年後には、今のZ世代が新たに住宅一時取得層に入る。自ずと価値観が変わり、住まいの多様化も進む。

Z世代がリノベーションを選択肢と選んでもらえるように、リノベーション会社は今から、Z世代に向けてのPR活動は必須である。

だが、リノベーションも絶対に市場が増えないわけではない。

リノベーションに光がさすとするのであれば、今後世界的により原材料不足、資材不足になり、インフレが進み。再生や再利用が社会的に絶対条件になる事により消費者が、新築の選択肢を選べなくなった時であろう。

それが、近い未来にやって来るのか、永遠にやって来ないかは、神のみぞ知ることではあるが。

社会的な大きな変化が無い以上、リノベーションがどんどん発展していき、住宅取得の筆頭選択肢になる事はどうしても考えずらい。

市場がこれからも、どんどん膨らみお客様が増えていくのであれば、その市場に参入するのは良い。

先細りになる可能性がある市場に、どれだけ企業の労力を割けるか。そこはポイントである。

田舎で。リノベーション市場に参入する企業は、是非慎重に判断して欲しい。

勝ち易きに勝つ。その為には、敵の少ない市場で戦う事をお勧めする。

そして、まちづくりに関与する事をお勧めする。

最後まで読んで頂きありがとうございます!(^_^)

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