Nishi

ただ言葉が好きなだけの人です。 言葉に影響されまくりの人生なので、自分でも書いてみるこ…

Nishi

ただ言葉が好きなだけの人です。 言葉に影響されまくりの人生なので、自分でも書いてみることにしました。 子育てのことを中心に。日々思うことをいろいろ。 Webデザイナーやってます。

マガジン

  • となりの娘

    日々成長していく様子や、気になるエピソードなど子どもとの生活について綴っています。

最近の記事

娘はヘルプマークを認識している

「人気歌手」と「ヘルプマーク」が繋がらなくて気になり、思い出したことがある。 "5歳の娘はヘルプマークを認識している" 娘は電車に乗ることが好き。普段、電車に乗る機会が少ない大多数の子どもは好きなのだと思う。 その中でも、改札を入ってから電車の前に向かう間までに一番時間を費やしている。 キャラクターのポスターに歓声を上げ、景色が綺麗な写真を見て「行ってみたい」と目を輝かせ、注意喚起のイラストに注目して「何てかいてあるの」と指を指している。まるで、広告主にコントロールされて

    • 「ここのうどんは、生きている。」

      今日はご飯作る気にならない。 「よし、うどんにしよう」 と、丸亀製麺のホームページを開いた。 「ここのうどんは、生きている。」 ギョッとした。 最近、キャッチコピーなど考えるようになって、色々な企業のコピーを見ている。 いつも印象に残るコピーは「いいな」「好きだな」「わかる」「なるほど」という感想が最初に出てくるような安心感のある言葉がほとんどだった。 安心感のあるコピーとは少し違う、このコピーに衝撃が走った。 魚は新鮮なほうが良いから、生きていると言われても「美味しそ

      • 時間のゆとりは心のゆとり

        今朝、失敗をした。 アラームを何度も止めながら、予定より1時間遅く起きた。 それでも、いつも時間に余裕をもって起きているので、のんびりする時間が減るだけで済む。朝の支度をすぐに終わらせれば、いつも通りの時間に出発できる。 この気持ちの緩みが失敗の始まりだった。 娘も、いつもより30分遅く起こすことになった。寝起きは良かった。 昨夜、早く寝かしつけるために、楽しみにしていた知育菓子を人参にしてぶら下げていた。寝起きの娘はハッキリ覚えていて、「あのお菓子!」と飛び起きた。

        • 一人っ子はワガママになるのか?

          「一人っこだからワガママ」 言う人にも、言われる人にも出会ってきた。 言う人は、何も考えていないのだろう。 相手がこの言葉でどれほど傷つくのか。 言われる人は、その言葉で新たな悩みができてしまう。 きょうだいがいるほうが良いのだろうか、と。 傷ついている人は、そんな言葉を気にしないでいい。 子どものことを考えて子育てをしているのなら、自信をもっていい。 傷つけた人は、自分の狭い世界だけでしか物事を考えていない。 もっと周りを見て、今すぐその考えを改めた方がいい。 一人っ

        娘はヘルプマークを認識している

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        • となりの娘
          6本

        記事

          つくる人

          0から1を作るのが発明家 1から2を作るのがデザイナー 0から100を作るのが芸術家 って思っていた。 でも、そもそも0って何だろう。 0ってことは世の中に無い物。 無いものって無いんじゃないかな。 存在する物からしか作れない。 世の中、組み合わせ次第。 無いものは無い。

          つくる人

          娘の頭の中の本棚

          「もう〜本棚がぐちゃぐちゃになっちゃったじゃん!」 ベッドに転がったまま、不機嫌そうに言う娘。 「本棚」と聞いて最初に見たところは綺麗に本が並んでいる。部屋にある本棚のことではなさそう。 「本棚って何のこと?」 「頭の中の本棚だよ」 頭の中の本棚…童話が絵本のように並んでいることを指すのか、それとも思い出をアルバムにしてしまってあるのか、よく分からなかった。 「本棚には何が入っているの?」 「考えてることが入ってるの」 娘の考えているこのを上書きしないように、最

          娘の頭の中の本棚

          【ネタバレなし】読む前の自分には戻れない一冊

          『正欲』(新潮社)朝井リョウ 読み終わったときに考えたことは、「世の中には知らないほうが幸せなことがある」。最近、見ていたドラマでも似たようなことを言っていた。「知らなければ良かった」「知らずに生きていれば幸せだった」と、どこかで誰かが悔やんでいた言葉も浮かんでくる。この本を読んだら最後、読む前には戻れない。 映画化が決定した記事を見て、読み始めたミーハーな私。今まで「朝井リョウ」の小説は、映画を見てから気になって読んでいた。今回はなぜか映画よりも小説を読みたいと思うほど

          【ネタバレなし】読む前の自分には戻れない一冊

          今からできる自信の作り方

          私は自信がない。気づいたときには、もう自信のない自分だった。 時々、達成感を得て、自信をもった瞬間はあった。小学校の発表会も、中学校の英語のスピーチコンテストも、高校の部活も、どれも私なりに頑張って何かを得た経験となってる。 それでも「自信のない自分」は付いて回り、先生や先輩に「自信をもって」と励まされてきた。「言われてできたら苦労しない」といつも思ってた。自信をもて、と言われたら自信がもてるわけではない。 「できる自分」は確かにいるのに、そこに「自信」はいない。 結

          今からできる自信の作り方

          ほしいものを手に入れられなかった人へ

          摘木星砂(松岡茉優)が言った台詞が、心の奥深いところに刺さる。グサリ、と音が聞こえるぐらい。痛かった。「ああ、また坂元さんにやられた」 この言葉を聞いて、最初に思い浮かんだのは「いちばんほしいけど手に入らなかったもの」。「諦める」「我慢する」、当たり前にやっていた行動の理由が見つかった。 ほしいものが手に入らなかったら、手の中にあるもので満足するように、自分を説得する。次第に、欲しがることをやめていった。そうやって私は大人になった。 手帳が好きな私は「Wish List

          ほしいものを手に入れられなかった人へ

          最終日に滑り込み就活生

          私には運がない。駅前でやってるくじ引きや、応募したら抽選でもらえる景品は当たったことがない。私の人生は運が悪いほうだと思っている。 運が良かったことを探したら、唯一思い出したことは、応募最終締め切り日にエントリーシートを出せたことだった。そのエントリーシートを出した先で就職できたから、忘れられる訳もない。 あのエントリーシートは、直接提出するしかなくて、近くのカフェに駆け込んだ。その辺の写真屋さんで撮った証明写真を貼って、他で出したエントリーシートと同じようなことを書いた

          最終日に滑り込み就活生

          幼稚園、保育園がやるべきこと

          記者会見を見ていられずに記事を書き始めた。感情が溢れてきて、止められず吐き出せる場がここしか思い当たらなかった。あとで編集するかもしれないが、とりあえず知っておいてほしいこと。 送迎バスに置き去りで3歳の子が亡くなったニュースが目に入った。約1年前にあった事件のことかと思ったが、今日のニュースだった。2日前の事件だった。 1年前の事件があって、全国の幼稚園、保育園は運営の仕方を見直したはずだし、出欠の確認の仕方も改善したはずだ。二度と同じようなことが起こらないように、シス

          幼稚園、保育園がやるべきこと

          感情に名前をつける方法を知った日

          「そうそう、そういう感じ」 「ああ、この気持ちってそういうことだったんだ」 「この人が言った言葉、私の中のモヤモヤと似てる」 名前のない感情に名前がついたときほど、腑に落ちる瞬間はない。 私は日本語を日常的に話せるし、英単語もいくつか知ってて簡単な文法なら言える。だけど、自分の感情を言葉にできないことのほうが多い。”例えるなら”と思いつく例えもほとんどない。この感覚はこれに似てる、ってどうやって思いつくのだろう。 ビジネスで何かを説明するとき「野球で例えるなら」「サッカー

          感情に名前をつける方法を知った日

          雨の日の散歩で変わった子ども

          「ママと一緒に遊びたい」だけかと気づいたのが昨日。 今日は早起きをして、二人で散歩に行った。 本当は公園で遊ぶつもりだったけど、雨が降ってきたので傘をさして歩いた。 「みんな寝てるかもしれないから静かに喋ろう」と小声になって、 まだ開いてるはずもない保育園まで。 いつもはなかなか渡れない道路も、車は通っていない。 「車がお休みみたいだね」と、ゆっくり横断歩道を渡った。 「誰もいないね」と門の締まっている保育園を見てるから 「誰もいない、一番に来たね」と声をかける。 「お腹

          雨の日の散歩で変わった子ども

          人生4回目だと思ったら

          「人間に生まれるの何回目?」 友人から出た言葉。 「多分…1回目ではないと思う」 過去の出来事をいくつか思い出しながら、返事をした。 友人も、私が人生1回目ではないことは納得している。 「私は絶対1回目。色んな出来事が起こる度に驚いてる。」 「そうか…。確かに。そう言われてみると私は物事に対してあまり動じないかも。何か起きても『そんなもんか』って思うね。」 「人生何回目?」という考え方を知ってから、私は3〜4回目なんだろうって思えてきた。別の親しい友人は何回目だろうと考

          人生4回目だと思ったら

          イヤイヤ期の奮闘記なるもの

          娘のイヤイヤが始まったのは1歳半頃。 今でも覚えている強烈なイヤイヤは「かぎ!(鍵を自分で開けさせろ」「だっこ!(抱っこして」「ないっ!ないっ!(鍵が鍵穴に入らない」「ぎゃー!!泣」。 抱っこしてるの疲れたので下ろす。「ぎゃー!!泣」。 寒いから私がドアを開けて中に入る。「ぎゃー!泣(自分でやりたかった」 絵に描いたように、ひっくり返り足をバタバタさせて泣いていた娘の姿は忘れられない。 もちろん、スマホで写真を撮った。 イヤイヤしたときに実践している対処法。 って言っても

          イヤイヤ期の奮闘記なるもの