【〈型破りな新任教師〉の映画】3本の独断ランキング
「型破りな新任教師」が、その「破天荒さ」で生徒とぶつかりつつも、惹きつけるが、最後には……映画・3本の「私の好み」による独断ランキング。
--------------------------------------------------------------------------------------△『いまを生きる』(1989/米) ※ロビン・ウィリアムズ主演
△『坊(ぼ)っちゃん』(1977/日) ※中村雅俊主演
△『コンラック先生』(1974/米) ※ジョン・ヴォイト主演
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中村雅俊は、漫画原作のテレビドラマ『ゆうひが丘の総理大臣』(1978~79)も同工異曲の作風といえるか。夕方の再放送でよく見ていて大好きだった。
私は1998年のW杯終了後~2002年のW杯終了までサッカー日本代表の監督を務め、ことあるごとに日本サッカー協会(JFA)と揉めていた「フィリップ・トルシエ(1955-)」というフランス人監督を真っ先に連想する。トルシエの場合は「生徒≒選手」から慕われてはいなかったようだが。当時は賛否が激しく別れ、サッカーに知識も見識も無い私は読むだけ(ROM専)でしたが、ネット掲示板では熱い論争が繰り広げられていた。意外な感じもするが〈皮肉〉が持ち味なコラムニストの小田嶋 隆(1956-2022)氏はトルシエ支持で、サッカー関連の本などで「フィリップ」と、まるで長年の友人みたいに呼びかけるコラムを書いていた。今から思うと、トルシエの初期の体罰まがいの「熱血指導」は星野仙一(1947-2018)氏、「フラット3という、賛否で分断を生じさせる突飛な戦術」は小泉純一郎(1942-)氏みたいだったな、と。3人とも同時代。当時の日本代表で「海外組」は中田(伊)と小野(蘭)と稲本(英)の3人だけで、稲本はアーセナルで試合に出れず、実質2人のみ。2000年8月のシドニーリンピック(16強で敗退)と10月のアジアカップ優勝に大いに興奮。その当時の「トルシエ支持派」の熱気が紙面から伝わるのが、『トルシエ、ニッポン。 トルシエから読み解く日本代表の未来図』(アスキー/2001年)。
映画3本の関連リンク集
◆『いまを生きる』(1989/米)
かなり昔のテレビ東京系の短時間番組(21:54~21:57みたいなの)で、芸能人がお気に入りの映画を語るのがあり、楽天カードマンこと川平慈英(かびら・じえい/1962-)氏は、ロビン・ウィリアムズがエリート校に赴任し波乱を起こす型破り教師を演じた本作を挙げ、役者志望の生徒の「事件」で毎回ボロ泣きすると目を潤ませながら熱く語っていた。当人はプロサッカー選手になる夢を断念して?役者になったらしいので、人一倍感情移入するんだろう。
オリジナル予告篇
海外の評価
VHSビデオのジャケット写真
本作の脚本を書いたトム・シュルマンは『8(エイト)ヘッズ』(1997)を監督。
◆『坊っちゃん』(1977/日)
私が観た「坊っちゃん=中村雅俊」ですが、1966年の「坂本 九」版もテレビで少し観て、良かった記憶。特別なものは無いが、各キャラ、服装や方言、街並みなどが好み。過去に映画化された中ではDVD化されたのは本作のみ⁉
予告篇は無かった。↓オープニングからの3分間だけ無料で観れる。
TVアニメ版(1980年)のプレビュー。オープニングからの11分間が観られる。
夏目漱石の小説『坊っちゃん』の映像化は、テレビ(連続ドラマ、テレビ映画、アニメ) の3本を除くと、現時点で5度「映画化」されているようだ。
《井上ひさしは、『坊っちゃん』の映像化が、ことごとく失敗に終わっているとする個人的見解を述べ、その理由として、『坊っちゃん』が、徹頭徹尾、文章の面白さにより築かれた物語であるからと主張している。》 ↓
VHSビデオのジャケット写真
坂本 九(さかもと・きゅう/1941-1985)氏の主演版(1966年)は■未DVD化■
◆『コンラック先生』(1974/米)
作家パット・コンロイ(1945-2016)の離島での教師経験の回想録(1972年)が原作。『コンラック先生』とは、著者の名前を「コンロイ」と発音できないサウスカロライナ州の小さな島の、黒人だけの小学校生徒たちの発音「コンラック」から。時代背景は「価値観の転換期」?だった「1960年代後半」。
低画質の予告篇
海外の評価
VHSビデオのジャケット写真
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