肩甲骨はがし?なにそれ美味しいの?
おはようございます。トレーナー早姫です。
さて、今日は肩甲骨について書いてみよう。
先日、ピラティストレーナーの友人とジャイロトニック®セッション中、話の流れで「肩甲骨はがしってなんやねん、肩甲骨は背中に置いとけ!」と、仰っていたので、代弁の意味も込めて…笑
そう、友人トレーナーの言った通り、肩甲骨は背中に置いとくだけなんですよ。
肩甲骨は、逆三角形の骨が、背中側、肋骨の上にぺちゃっと貼りつくように位置しています。関節は、四肢のように、球体になっておらず、平面状にくっついて繋がっている状態。
肩凝りや、いわゆる「前肩」「猫背」の方は、この肩甲骨を、自然な位置から、(無意識に)にゅっと持ち上げた状態にしてしまっているわけです。
つまり、余計に力んでいる状態。
そのため、肩や胸の筋肉…僧帽筋の上部や小胸筋、胸鎖乳突筋とかとか、その辺が固くなってしまうんです。
その余計に使っている筋肉のチカラを抜いて、肩甲骨をストンと背中に下ろしておけば、余計な筋肉の固まりが取れて、凝りや姿勢の悪さは改善されてく。というカラクリです。
昨日の記事で書いた通り、あれこれと動かすより「抜く」「流す」が先。ワークはその後です。
しかも、肩甲骨だけはがしても、首と頭の位置や、腰〜骨盤の状態が、いわゆる元の猫背の状態なら、意味がありませんから、骨盤→背骨→頭の全体で見なくてはなりません。
肩甲骨だけ動かして(はがして)も、仕方がないのです。
肩甲骨をはがすと共に、周辺の筋力を一緒に育てなければ、結局は、それを維持できずに、すぐに、はがす前に戻ってしまうわけです。
ここで一つ間違えたくないことは、冒頭でも書いたように、肩甲骨は「背中に置いておくだけ」ということ。
猫背、前肩の方の改善方法でやりがちなのが、肩甲骨を寄せる、下にグッと押し込む、というやり方。
寄せる、または押し込む、ということは、背中の筋肉を頑張って働かせてる状態ですから、自然な状態とは言えません。
その姿勢でずっとキープしていたら疲れますし…呼吸、できますか?笑
はい。自然な呼吸、心地よい呼吸ができない姿勢は全部違いマース。これ、ボディワークをしている方も、必ず覚えておいて下さいね。
とはいえ、肩が上がって、力んでる状態が常になってしまっている人に、「肩甲骨は背中に置いとくだけ」といっても、その置いておく、下ろしておく、という感覚が分からないのも事実。
一番のオススメは、ちゃんとトレーナーさんについて、コンディショニングをして、正しい自分の肩甲骨の位置と姿勢を見てもらうこと。です。
全身のトレーニングにより、筋肉全体のバランスが整い、結果、肩甲骨も自然な位置に戻っていく。そして、その心地よいスッキリした感覚を、自分に染み込ませていく。
これが近道です。それを繰り返すことでやっと、肩甲骨を置いとくだけ。が、分かってくるかな?というのが長年やってきたワタクシの体感。
セルフケアをするなら、まずは胸周りの筋肉をほぐして開いたり、肩甲骨を上下前後、色んな方向に動かす…くらいでしょうか(盛大に割愛)。
そうそう、初心者さんなら、ストレッチポールがオススメです^^
寝転がるだけで胸が広がって、腰の筋肉や首の筋肉もほぐせちゃう最強アイテム。背中もハムストリングスのトレーニングもできちゃうんだから、持ってないなんて勿体ない。
ワタクシも、グループレッスン、特に男性のグループではよく使うアイテムです✨
パーツトレよりも、姿勢全体を改善して近道を。肩甲骨は背中に置いとくだけ。これは、ずっと言い続けることになるでしょうね。笑
では、今日はここまで。
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