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闇あればこそ

私が墓まで持っていきたい映画のひとつ「落下の王国(原題:The Fall)」が、12月8日に地上波で放送されるそうです。
残念ながら関東ローカルのようですが...。

予告だけでも鳥肌立ちます。

私がこの映画を知ったのは偶然目にした雑誌の映画紹介コーナーだったと記憶しています。

当時は映画館に映画を観に行く習慣がなかったので「綺麗な写真だなあ」くらいにしか思わず。

結局、上映期間が終わって数年後にDVDをレンタルして見ました。
そのときは劇場に観に行かなかったことをものすごく後悔しました...。

目から入ってくる映像の美しさがとても心地良い。
静止画では表現できない、映像ならではの演出にしびれます。
大きなスクリーン+本格的な音響で見たかった。

ところどころクスッとさせるところもあり、登場人物とシンクロして泣いてしまうところもあり。

もし視聴可能な環境の方はぜひ観ていただきたいです!という宣伝。

私はレンタルで2回見たあと、DVDを買って(確か中古で)2〜3回見ています。
映像の美しさだけで、疲れた心が癒されます。

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「落下の王国」が放送されると聞いて改めてDVDを見たあと、もう1本墓まで持っていきたい映画があったことを思い出したんですね。
(ここからが本題です笑)

アザリロヴィック監督の「エヴォリューション」です。

ゾクゾクする予告です。

ホラーっぽい雰囲気ですが、殺人シーンなどはないです。
多少の血や手術シーンなどはありますが、死よりも生や生殖がテーマかなと思います。

これは公開当時に劇場に見に行って、衝撃を受けたというか打ちのめされました。
(グロテスクなシーンもあったため)

こういう世界を表現できる人がいるんだということに感動しつつ、映画に出てくるモチーフや暗喩のことを考えてしばらく悶々としていました。

「落下の王国」を見たことがきっかけでBlu-rayをアマゾンのカートの「後で買う」に入れたままだったことを思い出し、ポチッとしました。今日届きました。

まだ勇気がなくて見れていないんですけど(笑)
それほど初見の時の衝撃が強かったんですよね...。
苦手な人はとことん好きになれない、でも好きな人はどハマりする世界観なはず。
もちろん私は後者です。

デヴィッド・リンチの「イレイザーヘッド」が好きな方は比較的受け入れられるんじゃないかなと思いますが、まずは同じ監督の「エコール」という作品を見てからでもいいかもしれません。

こちらはそこまでグロテスクではなく、監督の美意識や世界観に触れることができると思います。

わかりやすいストーリーや起承転結がないと苦痛という方には、“雰囲気映画”で片付けられてしまうかもしれません。

でも、わかりやすいストーリーやド派手な演出がないからこそ感じ取れるものがあって、私はそこに惚れています。

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自分が心惹かれる映画や映像作品、絵画を考えたとき、そこには共通して光だけではなく闇もあるとふと思ったのです。

好きな画家を挙げるとイヴ・タンギー中村宏、中高生の頃は岡本太郎にハマってました。
ベクシンスキーオディロン・ルドンも怖いけど見ちゃう。

ふわふわキラキラ〜な世界も素敵なんですが、血が通っていないというか生きてる感じがしないというか。
綺麗だなーだけで素通りしてしまうんです。
闇があるからこそ光が一層輝き、闇も光も美しく魅力的に見えるものだと思うのです。

辛いことや苦しいことを経験した人が魅力的に見えるのも、その人が一生懸命生きていることが伝わるからなのかもしれません。


私自身、そうした光だけではなく闇や影の部分を観察したくて生まれてきたのかも、きっと上の世界は光で溢れているだろうからと思っていたところ、こちらの動画でよりその感覚が深くなりました。

しずく水晶を選びました。
「地球は暗いところだという噂を聞いて、好奇心で体験・観察しにやってきた」「闇があるからこそ光を灯す必要があると思って来た」のだそうです。

こんな記事でも何かの光になるかなあと思って書いてみました。


映画の話からスピ系の話になってしまいました。
こうやってバラバラのことを結びつけちゃうのが私の思考のクセかもしれないです。
映画もスピリチュアルも大好きなので、自分の中に矛盾はないんですけどね。


最後までお読みくださり、ありがとうございます。

(余談:最近じぶんのことを宇宙人だと思うと息がしやすい🛸)

✨世界が平和になるお賽銭箱✨