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手書きの手紙が好き。

小学生の頃、席の近いお友達とこっそり手紙交換をするのが大好きだった。
封を開けるときのわくわく感、インクの匂い、私だけに向けて書いてくれた言葉たち。

大人になってからも、誕生日や転職、異動のときなどにもらうお手紙に涙することはよくあった。
デジタル化が進む現代でも、いや、今だからこそ手紙熱が収まらない。
昔は遠い存在だと思っていた憧れの作家さんやバンドのメンバーさんたちも、Twitterやインスタをされていたら、リプライ、コメントなどを送ることができる。

でも、どうもシンプルな入力フォームではテンションが上がらないのだ。
感じたことをその場で、鮮度100%の状態で届けることができるのは利点だと思うけど、文字がただの記号に見えてしまう。
絵文字、顔文字を使って感情の表現もできるのに、手書きの文字と比べると、どこか感じる熱が違う。

手紙は、レターセットを選ぶときから相手のことを考えている。

* * *

私には、お気に入りの文具屋さんがいくつかある。

ひとつは、鎌倉にあるTuZuRu

万年筆、絵はがき、レターセット、マステ…品揃えの豊富さもだけども、店内にライティングルームがあって、買ってすぐお手紙を書けるところも魅力だ。

鎌倉独特の、緩くて早い時間の流れに身を任せて手紙を書き出してみると、いつもと違う言葉が出てきそうな気がする。

ふたつめは、京都にある裏具

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(裏から撮ってしまった)

物語性のあるイラストの絵はがきや、プレゼントに添えるのにちょうどいい大きさの「まめも」、「つなぐ便箋」というレターシリーズの「銀河鉄道のヨル」と名のついた便箋は、線が銀河鉄道の夜の文面になっているというお洒落さ。

私は京都を訪れる際は、いつも裏具に寄って絵はがきをまとめ買いする。
よくファンレターを書くのだが、あまり長々と書くのは気が引けるので、絵はがきくらいの大きさが個人的にちょうどいいのだ。
コロナ禍で京都に行けず、先日絵はがきがなくなってしまった…。
本当は直接行って買いたかったけど、いつ行けるかも分からない状況だから、オンラインショップでまとめ買いしようと思う。

メールやコメント、リプライでも言葉は伝えられるけど、たまにはじっくり時間をかけて、レターセットを選んで想いを書き綴ってみてはどうだろう?(❁´ω`❁)

私は、お手紙を書いてる時間がとても楽しい。

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