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小品集 - 物語 Op.2 夏

小品集 - 物語 Op.2 に掲載されているエッセイを翻訳しました。
ジョンヒョンの繊細な文章を、彼がいなくなった今読み返すと、ジョンヒョンをよく知らない人からしたら(わたしも長年のペンさんに比べたら全然なんだけど)病気と直結させて彼の人格を捉えられてしまいそうで、怖い・・というか残念な部分でもある。

この結果だからなんだけど。

この危うい繊細な雰囲気と、SHINeeでセンター張って(日本はセンターはテミンだけど、韓国ではジョンヒョンがセンター!!←ここ重要ww)
みんなを引っ張って行くぞ!っていう男らしさもギャップでよかった。
実際は泣き虫だから、シャヲルは往々にしてジョンヒョンの繊細さを理解して温かく見つめていたんだと思う。

これは結構前に翻訳したんだけど、今こうして読み返してみるとまた彼のことじっくりと考えられてよいな。
でもさみしいな。

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夏 

僕は仕事を本当にたくさんしている。
僕から見てもそうだ。
多分僕と付き合ってるみんながそう思ってるんじゃないかな?
僕はワーカホリックで、仕事がなければ不安になる。
僕には休みというのは、本当にぎこちない単語だ。

ところが、ラジオDJをしながら人に最も多く言った言葉のひとつが、休むときは休めという言葉だったそうだ。
今考えてみれば、恥ずかしい。
僕もできないことを人にしろと助言していたのだから。

それで書いた曲でもある。
遊ぶ気分で。
休むという考えで。
あとでこの歌を聞いて少しぼんやりと自分を休めてあげたいと思って。

漫画を見ながらごろごろしたり、
台詞くらいなら喜んで覚えている数10回は見た映画をまた見たり、
エアコンをつけて、ふわふわの布団の中に入っていたり、僕の愛する「ルー」とぐっすり昼寝したり…
あ、「ルー」は僕の腕にあごを乗せて昼寝するのがとても好きなんだ。

それでもなければ、何もせず、ぼーっとしてたりする。

そんな時に聞こうと、そんな時に聞いてほしいと書いた曲だ。 …

そう
僕たちはいつももとてもめまぐるしい。

時間があれば…
余裕ができたら…
こんな言葉で後まわしにすると、身体と心が
取り返しのつかないくらい壊れてしまうかもしれない。 

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ほんとう、ジョンヒョンの言葉がやさしかったのはジョンヒョン自信が誰よりもやさしくされたくて、でもそれを素直にリクエストできなくて、その代わり、自分とおなじように感じる人に対して最大限のやさしさを表現してたんだなっておもう。

でも、こうなってしまった今、このやさしさが嘘みたいに感じられて悔しいよ。


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