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「保護犬や保護猫も 幸せ願って」(朝日新聞3/4)

3月4日(月)の朝日新聞でとある記事を読んだ。
朝日新聞が運営するsippoの取り組み事例が紹介されたもの。

新聞社の記者さんの仕事って、
インタビューをして記事にまとめるだけだと思っていた。
でも、そこで見つけた社会課題の解決に向けて、
新聞社とは異なる企業と連携して取り組んでいた。
これは新しいなと思った。
記事にあったのは、家電メーカーのパナソニックと住宅を手掛ける旭化成ホームズのヘーベルハウス。
最初は「どうして保護犬猫譲渡会と結びついたのだろう」と思った。
わたしなりに考えてみた。
最近は『ペットも家族の一員』という考えが広がっているように感じる。
愛するペットのために、環境を整えてあげようという飼い主の気持ちから、
身近にある家電であったり住まいと結びつけたのかなと思った。
(どうして結び付いたのか、定かではない。いつか知れたらいいな。)

気になったことが2つあった。
1つは、企業との共催による来場者への効果。
来場者アンケートによると、7~9割が初参加だったという。
未だにペットショップやブリーダーから飼う人が多いのは、
譲渡会自体を知らなかったり、参加するハードルが高いことがあると思う。
他にも、保護犬猫のイメージがあまり良くなかったり、ペットショップの方が子猫・かわいい・きれい・新しい子というイメージがあったりも
するのかなとわたしは思う。
でもこのアンケートでは、《大企業が開催しているから行ってみよう》と
参加するハードルが低くなり、行きやすくなったことが分かった。
たしかに、大企業が開催していれば、安心・安全、とりあえず行ってみようと思えるのかもしれない。
東京・大阪の開催だけでなく、日本全国で開催が広がれば、
遠くて行けない人もより行きやすくなる。

もう1つは、保護団体のスタッフと来場者どうしの会話。
《性格や特徴がとてもわかりやすくてよかった》
保護しているスタッフさんだからこそ分かる、その子の性格や特徴。
飼ってから「やっぱり合わないな」と手放してしまうことがないよう、
詳しく分かりやすく説明することが大事だと思う。
そして飼う前に、しっかり理解を深めてもらう。
それが保護犬猫譲渡会の良いところだと思った。
たとえ、飼う決断に至らなかったとしても、
ペットショップの犬猫だけでなく保護犬猫も
選択肢に入れてくれるのではないだろうか。
またこうした保護団体のスタッフさんとの会話ができる場が
普段からあると、
保護犬猫に限らず、ペットを飼うことの理解が広がるのでは。
ペットを飼うことの重大さ、責任を知るきっかけも必要だと思う。

最後に、パナソニックの譲渡会やsippoのことは以前から知っていた。
だが、朝日新聞社が手掛けていることは初めて知った。
まず朝日新聞をとり続けてくれた両親にありがとうと言いたい。
そして毎朝、新聞を読むという習慣がついた自分にも、ありがとう。


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