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読書エッセイ文

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読んだ本のあらすじ・感想というより、本を読んで思ったことや考えたことたち。あれこれって読書感想文っていうより読書エッセイ文だね。
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記事一覧

必要のない会話を楽しめる、必要不可欠な人たちへ

2022年が終わろうとしている。 大学を卒業して、新卒ではないけれど 最初に就職して3年半務め…

sakura
1年前
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わたしと、『母性』と、わたしの母性。

湊かなえさんの『母性』を初めて読んだのは 2年前の12月。わたしは25歳で、娘は3歳。 離婚を機…

sakura
1年前
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到底論文にはできない卒論不要学部卒のわたしによる村上春樹と島本理生、二人の作品に…

どちらかが不倫をした夫婦がその関係を立て直すとき、許しを乞うのはどちらなのだろう。 どう…

sakura
2年前
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だからわたしは不倫の道に走る子を嫌いになれない

はじめに言っておきたいのだけど、不倫を推奨・肯定したい訳ではない。 ただ、ただただ不倫も…

sakura
2年前
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あいすること

“四月になれば彼女は” という本を読んだ。 多くの映画をプロデュースされていて 世界から猫…

sakura
3年前
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そして、母になる。

YOASOBIの夜に駆けるを 初めて聴きました。2020年、冬。 いや、遅すぎ、、、。 話題になって…

sakura
3年前
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選択できる幸と不幸

壮絶な一冊を読んだ。 概要はもうこの表紙のとおりで、 冒頭には すでにこの世に生を受け、そして生後三ヶ月で亡くなった子ども。生まれ、死んだ我が子を「出産するか中絶するかを自己決定する機会を奪われた」とはどういうことだろうか。 とある。 ダウン症の子どもを持たない、出生前診断を受けたことのない分際にして 生意気にもこの母親に怒りを憶えた。 そして早くも、そのことを後悔した。 この訴訟を起こした母親、光の言葉がわかりすぎて。 「決断というのは、迷って迷って、崖に

「わかってもらえないと思うけれど」

日本語が好きだ。 といっても、日本語以外になんとなくわかる言葉といえば、中学校の教科書レ…

sakura
2年前
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