見出し画像

飯塚ラスト出店報告と自分自身の想い

 10/22.23、11/26.27に福岡県飯塚市の本町商店街、ひがしまち商店街で飯塚高校のトータルライセンスコース(商業科)の2年生と毎度お馴染み、TANEMAKI by SPINNSでの出店活動を行いました。

 出店の様子を執筆したレポートはTANEMAKIのHPに掲載しておりますので、下記のリンクからご覧下さい。


 今年の2月を皮切りに、今回の出店で7回目となります。
2月の出店後のnoteはこちら。

 オシャレすることが生きがいな他県の田舎出身の女子大生が、なぜ飯塚というまちでアパレルをやったのか、葛藤をしながら自分自身が行っている活動について考えるきっかけになった出店でした。

 自分のスタンスとも言える、活動に対する想いを確立したのが宮崎県延岡市での延岡出店。そちらのnoteのリンクはこちら。


私が今やるべきこと

 延岡出店を振り返ったnoteに「自分の好きなことや楽しいことをして幸せになってほしい」と書きましたが、その通りに生きていきたいと改めて考えるようになりました。

大学生である今、高校生の自分に立ち返ったとき後悔の念に苛まれます。

私の出身地は福岡市内のように高校生が放課後遊べる場所がありません。そして、地元では進学校と言われていた高校に通っていたため、大学に行くのが当たり前と言わんばかりの教育を受け、勉強や模試に明け暮れていました。

決して比喩ではなく、″放課後マックがしたい(学校が終わって友達とマクドナルドに寄って帰りたい)″

いわゆる高校生活もっと遊んで謳歌したかったという想いが今強い後悔となっています。

大学生になって3年経った今でも、天神や博多を歩いてたらすれ違うキラキラした高校生に強い憧れが残ったままなのです。

 そしてここ最近は友達との会話などから卒業後社会人になった自分を想像することが多くなりました。

 このまま大学を卒業して、社会人になった際に大学生の自分に立ち返った時、同じように後悔の念に苛まれると思いました。


 私は所属するゼミで副ゼミ長を任命されており、それに伴って行わなければいけない役割があります。

 例えばですが、ゼミ関連のやり取りでは、Facebookのmessengerやメールといった連絡ツールを使用しますが、携帯を開いたとき、それ関連の膨大な通知を見ただけでため息が出ます。

また、プライベートを楽しんでいるときに来る業務連絡ほど来て欲しく無いものはないというのが正直な思いです。

加えて、連絡をする際に文章を考えて入力する
のにも労力を消費しているくらい燃費が悪い、向いてない、と感じます。

 TANEMAKI活動に関しても、ゼミで行っている取り組みに絡めたときは高校生と出店活動を行ってきましたが、授業の一環だったりするために高校生皆がモチベーションがあるわけではありません。

そのため、こちらがひたすらエネルギーを使い、心身共に疲れ果ててしまうケースが多いです。そして、毎回「一体誰の何のためになっているのだろう」と考え込んでしまいます。



 ″私の地元はとても田舎で、洋服を購入できるところがありません。それゆえに地元に対して諦めていました。

手に取って服を選ぶのはとても楽しいし、私は服が大好きなため、幸せを感じます。

だからこそ、自分の好きなことやものを「お店がないから」「田舎だから」と諦めて欲しくありません。″
〈延岡出店を振り返ったnoteから引用〉


 私は自身の経験則から、洋服やオシャレをすることが好きだけど地元に洋服屋がない場所に、SPINNSというアパレルブランドの洋服や古着を持っていって、若者に限らずその地域の人に洋服を手に取って選ぶ楽しさを感じてもらいたいと思っています。その楽しさが幸せにも繋がると思っています。

 これは約一年間各地で試行錯誤してTANEMAKI活動をしながらたどり着いた自分の活動に対しての想いの言語化なのだと思います。

それには必ずしも高校生は必要ありませんし、高校生に対してエネルギーを使い果たしてしまったり、自分が思い描いているビジョンが幻のようになりかけていて、とても苦しいです。

要するに、自分で望んでやってることではないことに時間や労力を費やしているのが勿体無いと思いました。


 ″実は前回の出店から約2カ月の間、私自身が不安定になっていました。

前回は私が主体となって行った出店だったため、責任やプレッシャーもあって、必死で余裕がなく、そのような状態で出店活動を行っていた自分に嫌悪しました。

出店後は溜まっていた疲れも出て精神的にも不安定になってしまい、「もう活動をやめよう」「自分は結局何のために活動しているのだろう」と、今振り返ると燃え尽き症候群のような状態になっていました。

そして、3月は現実逃避をするように、遊び、飲み、旅行、野球観戦などと、バイトもセーブしてひたすら自分の好きなことや楽しいことをしていました。″
〈延岡出店を振り返ったnoteから引用〉


 今の私はこの時のような心の不安定さとは違います。また、現実逃避をしたいわけでもありません。

今の私は、大学生の特権だと思う自由な時間で、スケジュールやタスクに縛られずに好きなことや楽しいこと、友達との遊びや旅行、大好きな広島カープの試合を観戦をすることに価値を感じます。

勉強をすることも、部活やサークルに打ち込むことも、アルバイトをすることも、遊ぶことも、挙げ出したら無限にある気がしますが、どれが大事でどれが無駄。ということはありません。私は全てが大事だと思っていますし、どれを選ぶかは個人の価値観に基づいた自由だと思います。

時間は無限ではありません。大学入学と同時に新型コロナウイルスが猛威を振るい、大学1年は一度も学校に行けませんでしたし、2年生の後期の途中まではオンライン授業で、大学生活の約半分をロストしました。

だからこそ、今自分のやりたいことを全力でやって、将来の自分が大学生に立ち返ったとき後悔のないようにしたいのです。


飯塚市お世話になりました!

 ここからはTANEMAKIの話に戻ります。私ごとですが、只今大学3年生。卒業後の進路に向けて動き出さなければならない時期が直近に迫ってきております。

そのため、TANEMAKIとの契約を今年の12月をもって終了し、進路活動に専念しようと考えています。

飯塚での出店に携わるのは一応今回が最後でした。

九州移住ドラフトで指名して頂いたご縁で、1月下旬に人生で初めて飯塚市に足を運び、2月の出店を経てTANEMAKI活動を本格的に始める運びとなり、今日まで大変お世話になりました。

元々TANEMAKI活動を始める際に思い描いていた形とは良くも悪くも違った結果にはなりましたが、飯塚の商店街というフィールドで活動できたこと、活動を通して飯塚の方々に出会えたこと、何より飯塚というまちに出会えたこと、とても幸せです。

ご縁は途切れさせません!(笑)
頃合いをみてまた絶対足を運びます!!また一太郎のお寿司を食べたいしカーネル食堂のカレーも食べたい、山口屋のたい焼きも一休うどんも美味しかった…。食べ物のことばかり書いてますが、本当に魅力なまちです!百聞は一見に如かず、ぜひふらっと遊びに行ってみてください!!!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?