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【田舎暮らしin青森】知ってる人全然いない田舎に移住してご近所さんとなかよくなるまで

降ってくるのがようやく雪から雨になってきました。春近し。
そろそろ畑周りの手仕事したくなってきてうずうずしております。トップ画像は去年収穫した秋キャベツです。

さてこの畑。以前書いたように、本気の荒地を開墾して作った畑です。
ただただ雑草が生えているだけだったところを、スコップと鍬だけで掘り起こし、土ふるいするところから始めましたところ、ご近所さんに話しかけられるようになりました。

イタドリの根っこがひどすぎ、最終的に近所の造園屋さんに頼んでトラクターかけてもらった荒地

この辺の空き地はとりあえず所有してるか、宅地として売り払ってしまうか、というような様相で、今更手つかずの空き地をそこそこデカい畑にしようだなんてのは相当なもの好きの部類と思われます。

とりあえず無理やり土起こしした直後の荒地

毎週毎週荒地と格闘していたら、奥の方に住んでるお姉さま(年上の女性はいくつになってもお姉さまと呼ぶようにしております)の散歩ルート上に開墾地があることもあり、進捗状況を一言二言聞かれるようになりました。

そのうちに、お姉さまのお友達もご一緒されているときに話しかけていただくようになり。お姉さまは実は老人会のまとめ役の立場であり。あれよあれよと不審者から脱却した次第でございます。

うちの畑は当初よりNHKの野菜の時間を崇拝しており、初手からトンネル栽培などをしておりましたところ、近所で家庭菜園やっている方からもねぎらいのお言葉をいただくようになりました。
「もともと畑やってたのが?」
「いえぜんぜん。NHKの野菜の時間見てやってます!」
「あら~かしぇぐごと~」

かしぇぐ=稼ぐ=働き者の誉め言葉。
おそらく、この辺で言われる誉め言葉の最上級。働き者の女性は特に受け入れてもらいやすい土壌があるようです。昔から食べ物や生きることが大変な地域で、漁業や農業で苦労した女性が多い地域だからこそかもしれません。親しみを込めて言われると、地域の方々に受け入れられたというバロメーターにもなるようです。
逆に、働かずに食い扶持ばかりつぶすような女性、という印象を持たれると、親戚累々話のタネにされてしまうもろ刃の剣でもあります。余談。

最初はジャガイモと小松菜、水菜だった

むやみやたらに土地が広いので、ホムセンに売ってる野菜を片っ端から試して植えてたら、どんな塩梅か尋ねられるようにもなりまして。
週一回ご近所さんに会うか会わないかぐらいの人口密集具合なので、コミュニケーションの濃度としてもお互い堅苦しくない感じです。

郷に入らば郷に従え、とはいいますけども。
どうも「昔はやったことがあることを新しく来た人がリバイバルしてる」ってのがよかったみたいです。
既存の田舎スタイルに溶け込まなくちゃ!と肩ひじ張ってるネット記事や雑誌コラムをよく見かけますけど、あんまり気にしなくていいんじゃないと思っています。面白そうなところに、人は寄ってくるんじゃないでしょうかね。

気分で書いてる無人販売のお品書き

ちなみに、梅干しづくりと味噌づくり、作り過ぎちゃった野菜の無人販売、ヤギ飼育もウケがいいです。やったぜ。
まあ、どれも田舎暮らしにまざらなくっちゃ!!みたいなつもりで始めたことじゃないんですけども、自分の趣味が結果的に近所の娯楽の一つにでも思われてればいいですねえ。どっとはらい。


ほったらかしの栗木。消毒しないから全量虫食い。今年こそなんとかしたい……。


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