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金魚が泳ぐ町

海外から帰宅し何日かたった。もう海外に行きたくなっている自分がいる。
次にいく国を調べる間、日本を少し堪能したい。

僕は古い街並みが好きで、前から気になっていた町があった。

今、住んでいる場所から遠いわけではなかったのでいくことにした。

瀬戸内海沿いを走る電車に乗り、コトコトと出発。

右手は新緑に染まる山々、左手には穏やかな海と島たちが見える。

目的地に着くまで、僕は好きな音楽をイヤホンで聴く。。

出発してから約2時間、田舎の駅に着いた。

僕は山口県にある柳井市にきた。

昼過ぎにつき、少し遅めのランチを食べに街をぶらぶら。

歩いている人が少なく、自然の音が町で奏でているように聞こえる。


道中に少し高い展望台を見つけた。


高い所へ見に行きたくなる衝動に駆られ、登ってみることに。

江戸時代から残っている建物もあるらしく、白い瓦が特徴的で古い町が好きな僕にとってかなり好きな光景。

肌に当たる微風と、自然の香りが心の奥で騒つく気持ちを安らいでくれる。

展望台で少しの間時間を潰し、再びランチを食べに向かう。

スマホで調べてると、お好み焼き店が近くにあるらしい。

山口だけど画像を見てから、口がお好み焼きになってきたのでいくことにした。

極楽とんび


地元にありそうなお好み焼き屋さん。
中に入るとおそらく近所の住民が、たわいの無い話をしながら食べている。

注文して出てきたお好み焼きは、すごく美味しそうな匂いを漂わせていた。

食べてみると、ソースの味に負けない素材たち一つ一つの味がしっかり出てて美味しかった。ここはほんとおすすめする!

お腹も満たせたので、街並みを見に行こう。


川で遊ぶ子供たち、夏の頃の思い出が蘇る。


柳井市街並み

白壁の建物が連なり、軒下にはいくつもの金魚ちょうちんが飾られていた。

祭りシーズンになると、金魚ちょうちんがライトアップするらしい。

絶対きれいだろうな。

【金魚ちょうちんの由来】
幕末の頃、今からおよそ150年の昔、柳井の商人が子供のために金魚をかたどり、伝統織物「柳井縞」の染料を用いて創始したと言われています。 夏祭りを迎えると、子供たちは浴衣を着てこのちょうちんに火を灯し、宵の町へと出かけていたそうです。   

山口県柳井市のホームページにて


街を歩いているだけで、なぜか懐かしい感情が込み上げてくる。

海に近い街には、絶対と言っていいほど猫がいる。

魚がもらえるからかな?

柳井という名前がついた発祥の地があるらしい。

湘江庵というお寺にある柳と井戸。

簡単に説明すると、姫様が水を求めていた時、
偶然にもここの井戸を見つけ、飲むとすごく美味しかったらしく
そのお礼に不良長寿の楊枝を井戸のそばに植えた。
それが柳の木になった。

この水を飲むと美人になるらしい。

伝説の水

それならと思い、一口飲んでみた。

少し苔の味がしたけど、美味しかったことにする!!
これで美人になるぜ。




近場でもまだまだ知らない歴史や、物語があるのだなと実感しました。



次の旅先は、屋久島。


昔、曽祖父が屋久島に土地を買っていたらしい。

でも曽祖父以外は見たことなく、それならばと思い見にいくことにした。



海外旅はもう少し先。

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