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T.Rexの『The Slider』を聴いてみた編

こんばんは、内山結愛です。

diskunion ROCK IN TOKYOの階段に並んでいる名盤編!

今回は T.Rex の『The Slider』を聴いてみた編をお届けします。

多幸感に溢れた魅惑的なメロディ、花を添えるソウルフルなコーラスやストリングス。

終始愉快で楽しげな、ポップさに磨きのかかった一枚。

ぜひ、読んでみて聴いてみてください!

1.Metal Guru

愉快で多幸感に溢れた絶叫と重たの演奏で始まる。良い…。「Metal Guru is it you」と楽しげに感情豊かに連呼。1:14〜ギターがめちゃくちゃ格好良い。耳を澄ますと迫り来る感じがちょっと怖いコーラス。でもそのコーラスのお陰でゴージャスな感じ。 終盤ほぼ「Metal Guru is it you」と「yeah」としか歌ってなくて楽しい。「yeah!yeah!」がキャピキャピしている。メタルの第一人者…

2.Mystic Lady

しっとりな感じ。アコギの音とストリングスが秋とか冬を感じる。0:35〜ベースラインがとても素敵なことに気づいてそこからずっと追いかけてしまう。素敵だ。コーラスが華やか。歌声もちょっと危なげな感じでセクシー。2:00〜ここからのメロディ幸せを感じる。ゆったりでとても心地よい。日当たりが良い。

3.Rock On

ノイジー!なんの楽器の音なんだろう。ブリブリしている。チューバとか…?ハッピーだけど、どこか切なげでもある。切なげというか懐かしいのかもしれない。1:05〜ここの降っていくメロディとコーラス好き。「Rock on Rock on yeah!yeah !yeah!」が好き。「yeah」が基本的に良い。2:10〜良いギターソロ。2:50〜急に楽しさのエンジン上げてくる。ハッピー!

4. The Slider

イントロのドラムの入り方面白い!不思議な…霧吹き?みたいな音する。0:18〜声低ッッ!!メロディが美しくて涙出そうになる。謎の霧吹き音で涙引っ込む。所々一筋縄ではいかない、違和感に魅力を感じる。1:40〜ストリングスがボーカルと一緒に歌っているの、音に血が通っている感じで素敵。2:40〜このミステリアスゾーン、ミステリアスでオバケみたいなコーラス好き。

5.Baby Boomerang

この独特の愉快なメロディ、リズム、どんどん好きになる。コーラスソウルフルだな〜!ブーって音が太くて頭の中で響く。何の楽器のなんだろう…?愉快なパーティしたくなる、踊りたい。コーラスが常に良い。1:50〜ギターが左耳でロックンロールしてくれる。ずっと楽しげ。ずっと終わらないでほしい。ベビーブーメランってどういう意味なんだ…

6.Spaceball Ricochet

小さなお花がポツポツ咲いてる野原に寝っ転がって聴きたい。アコギの音色が心落ち着く。メロディラインも癒される。歌声、ギラつきがあるところが好き。1:52〜コーラス小声なのに存在感あるの面白い。2:55〜急に強烈セクシー…エッ…!?これは…セクシーなのか、なんなんだ…胸がザワザワする。野原が吹っ飛んで、変な気持ちになった自分だけがこの場に残される。

7.Buick Mackane

ワイルドでゴリゴリな感じ。楽器も一緒に歌のメロディラインをなぞっていて一体感がある。ドラムのドタバタ感も好き。ベースの安心感。ロックンロール。重く激しく、高揚している。2:11〜遠くの方でクラップもあり、高まった叫びもあり、どんどんヒートアップしていく感じで、こちらも昂りが抑えられなくなる…!ストリングスが格好良い!!不思議なところで意図せず?終わるの面白い。

8.Telegram Sam

愉快。陽気。絶対良いことあった。このリズム、このメロディ、この繰り返しの歌詞が気持ち良い!繰り返し登場する「Telegram Sam」は電報を打つサム・アルダーという会計士がモデルになっているらしい。「電報サム、電報サム」って面白い。 演奏にエネルギーを感じる。ストリングスが深みや厚みを生み出している。急に高まって「yeah!」とか「oh!」とか叫ぶの好き。

9.Rabbit Fighter

美しいストリングス。うっとり甘い雰囲気。ギターの鳴き方が良い。どの曲も歌のメロディが好きだな〜!0:42〜急にドスの効いた「ヴッ!」ってうめき声聞こえて「!?」。何事もなく進んで行く。1:22〜今度は「ヘッ!」だった。ギターが終始素晴らしい。切なげに、情熱的にピロピロ鳴いている。2:42〜ストリングス、ギター、全てが集まって来てアベンジャーズ。壮大で贅沢な時間。ずっとウサギと戦っている歌詞。

10.Baby Strange

めちゃくちゃ面白い。ただのカウントかと思ったら、おふざけな雰囲気。それにしても声がイカつい。ラフな感じが自由で良い。ずっと同じフレーズ、メロディを繰り返しているから耳から離れなくなる。2:10〜好き。2:32〜音の質感が変わる。よく聞くと結構どんちゃん騒ぎで豪快な演奏。

11.Ballrooms of Mars

愉快で楽しげな雰囲気と、こういううっとりとした雰囲気の曲との切り替え、上手だ…。まんまとメロメロ。優しくて切ない、ちょっとノイジーなギターの音が沁みる。歌声も寂しげ。歌詞に「ボブ・ディラン」とか「ジョン・レノン」とか出てくる。2:01〜急に「ロック!!」ってイカつい声で叫んでビックリした。2:20〜ストリングスとギターの絡みが最高な間奏。3:45〜突然の「ロック!!」再び。

12.Chariot Choogle

めっちゃ野生的な「yeah!yeah!」。雄。弦楽器も勇ましい。ここで鳴っている全てが堂々としている。お馴染みの甲高いコーラス。「yeah!yeah!」が面白いくらい雄々しくて、聞くたびにニヤニヤしてしまう。どこからそんな声が出ているんだ…。楽器も歌声も、コーラスもみんなテンションが危ない。終盤の盛り上がりのノイジーなギターの暴れっぷり、格好良い〜!

13.Main Man

落ち着き方が最後の曲な感じ。ボーカルのエフェクト?コーラス?が強烈。このアルバムにバックコーラスで参加していたデヴィッド・ボウイへのトリビュートだとか…(歌詞を読んでもよくわからないけど)!綺麗なメロディに乗せて、優しく語り掛けるように歌っている。アコギの音色、癒し。2:30〜やっぱりコーラスとコーラスのエフェクトが強烈なのかもしれない。キンキンすぎる。最後一瞬宇宙が広がる。

盤のデザインとか色も可愛い…

このジャケット写真は、当初T.Rex のドキュメンタリー映画を制作していたリンゴ・スターが撮ったということになっていたが、T.Rex のプロデューサーのトニー・ヴィスコンティが撮影したものらしい…!

T.Rexは1967年に結成されたイギリスのロックバンド。当初はTyrannosaurus Rex(ティラノザウルス・レックス)という名前で二人組だったが、1970年に現在の名前に短縮し、改名した。メンバーはMarc Bolan (Vo,G)、Mickey Finn (Vo,percussion,congas)、Steve Currie (B)、Bill Legend (Dr)。
本作はT.Rexが1972年にリリースしたアルバム。改名してからは3作目、通算で7作目のアルバム。


T.Rexについて調べてると、ちょくちょく出てくる「グラム・ロック」という言葉を覚えました…!!

「グラマラスなロック」という意味らしいです。

T.Rexはそのグラム・ロックの草分け的存在だったそうです。

グラム・内山を目指したい!!!

このアルバムはひたすら陽気で楽しげで、終始良い気分でした。「イェ〜」がいつだって最高の「イェ〜」でイェ〜です。

でもよく聞くと、コーラス甲高いし、ボーカルも独特な歌い回しをするし、歌詞も不思議。妙だけどポップな感じが好きでした。

ジャケットも好き。

diskunion ROCK IN TOKYOの壁を見ながら次の盤何にしようかな〜って見ていたらパッと目を引いた。聴けてよかったです!

名盤にまみれた壁を見ながら「何聴こうかな〜」って選ぶの超楽しい。ずっとこれでも良い…



diskunion ROCK IN TOKYOの階段に並んでいる名盤編!第4弾!

次回は Discharge の『Why』を聴いてみた編をお届けする予定です。

最後まで読んでくださり、有難うございました。


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